2020年3月2日 16時15分
https://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/entertainment/news/CK2020030202100059.html

タレント坂上忍(52)が2日、MCを務めるフジテレビ系のバラエティー番組「バイキング」で、
新型コロナウイルスの感染拡大を受けた29日の安倍首相の会見について、
「もうちょっと具体的なところを聞きたかったな。安倍総理は精神論ばかりで、科学的根拠を
 示さないとだめなんじゃないの」と苦言を述べた。
会見では記者が質問をさえぎられ、36分で終了。
元経産省官僚で慶大大学院の岸博幸教授(57)は「厚労省の対策が失敗したから、官邸主導に切り替えた。
 会見の目的はたぶん2つあって、1つは官邸主導で決めた学校休校の説明。もう1つは、クルーズ船の
 対応失敗で地に落ちた世界の信頼を(取り戻すために)、日本政府が対応をしっかりすると世界に発信
 することの両方があった。あえて(会見を)やったが具体策がなさすぎた」と主張。
さらに内容については「(会見では)制度を使って所得を保証しますと言えた。コミュニケーション戦略からは
 質疑応答は徹底的に、質問が出なくなるまでやるのがよかったが早く終わり、目的は達成できたのか」と
戦略面での不備も指摘した。
教育アドバイザー藤井秀一さん(62)は「学校には非正規がいる。非常勤の私立校の先生は給料を
 4割カットされた。新しい病魔の場合、国民1億人全員が未熟で、あいつのせいとののしりあう姿は、
 子どもたちには、病魔よりおそろしいことだと思います」と混乱を嘆いた。

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坂上忍