元プロ野球選手の清原和博氏(52)が1日、東京・神田明神ホールで行われた厚生労働省主催の「依存症の理解を深めるための普及啓発イベント」に出席。2016年に覚せい剤取締法違反罪で懲役2年6月、執行猶予4年の有罪判決を受けたが、6月中に猶予期間を満了予定であることを報告した。

 現在は同じ薬物依存に悩む人々による自助グループで治療中。「今まで自分の気持ちを包み隠さず話すことはなかったが、その機会を得たことが大きい」と感謝。

 これまでの治療については「薬物依存度が大きく、副作用でうつ病も発症した」と告白。さらに「年に何回かは現実逃避でお酒飲んで後悔したが、グループとつながってからは酒量も減った」と打ち明け、ディスカッションなどで仲間と支え合いながら「回復に向かって前進している」と笑顔をみせた。

 清原氏は昨年11月、「ワールド・トライアウト2019」で監督を務め、球界復帰に向けて歩みだしたが「正直、執行猶予が明けるのが怖い。自分が思い描いているものと、世間の皆さまが受け入れてもらえることが合わなかったらどうしようかと…」と吐露した。

 この日は覚せい剤取締法違反で逮捕された俳優、高知東生(55)やNHK「おかあさんといっしょ」の元歌のお兄さんで歌手の杉田あきひろ(52)、危険ドラッグ所持事件で逮捕された元NHKアナウンサー、塚本堅一氏(42)も登壇。

 全員が同じ16年に逮捕されており、高知が薬物依存症の患者を支援するため「ユニットでも組みましょうか?」とサービストークで提案すると、清原氏は「僕は歌より、野球なので」と恐縮。

 その高知も自身の執行猶予満了まで「あと7カ月」と報告。すでにネット配信のドラマ撮影に参加(放送など詳細は未定)したとを明かすも、俳優復帰については「芸能界でまっすぐに頑張っている方々もいらっしゃるので、僕の口からは言えない」と答えるにとどめた。

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