故郷・大阪府豊中市の名誉市民に選出された松本孝弘

 B’zのギタリスト・松本孝弘が26日、大阪府豊中市の名誉市民に選出された。同市の名誉市民はノーベル物理学賞を受賞した南部陽一郎氏(2011年)、映画監督で脚本家の山田洋次氏(2016年)に続き3人目となる。

 松本は豊中市(旧豊中市民病院)で生まれ、梅花幼稚園、上野小学校と幼少期を豊中市で過ごした。近年では、2017年に同市成人式へのメッセージや広報とよなか『リレーエッセー』(同年11月号)に寄稿。同年7月にはB’zのライブを豊中市立文化芸術センターで行い、市内外から多くのファンを集めた。

 また、18年11月には「音楽に関わることで貢献したい」と申し出て、豊中市文化芸術振興基金に寄付した。寄付金は「音楽を志す学生を応援したい」との松本の意向を踏まえ、軽音楽部がある同市の7つの高校で楽器購入費などに充てられ、現在も活用されている。

 松本は「この度は名誉市民に選出して頂き本当に嬉しく、かつ身の引き締まる思いでおります。今後も故郷豊中に貢献させて頂けます様、音楽の道に一層精進してまいります」とコメント。長内繁樹豊中市長は「世界的にも偉大なアーティストとして活躍しながらも、豊中市のことを気にかけていただいており、とてもありがたい。松本さんは本市の誇りです」と感謝した。

 市の担当者は「今後は、松本さんとゆかりのある場所の紹介や、市役所内に展示スペースの設置も検討しています。市民の皆さんに、松本さんと本市のつながりを感じてもらえれば」と今後のプランを話した。

 同市の名誉市民は、市長があらかじめ名誉市民選考委員会の意見を聴いた上で、議会の議決を得て決定するもの。第1号の南部陽一郎さんは平成23年9月7日、第2号の山田洋次さんは平成28年6月1日の議決で選定した。

2/26(水) 14:53配信
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