手塚治虫による人間たちの過酷な運命を描いた傑作短編シリーズ『空気の底』が、雑誌掲載時のオリジナル版で初の単行本化決定。連載時の原稿の完全再現や表情などの細かな改変箇所の復元など、すでに単行本を所有している読者にとっても楽しめる一冊となっている。

『空気の底』は、1968〜70年に「プレイコミック」誌に掲載された手塚治虫によるコミック。人間たちの過酷な運命、人間の業の深さと救いのなさが、SF、サスペンス、ホラーなどさまざまな手法を駆使して短編シリーズとして描かれた。


今回のオリジナル版では、連載時にはカラーや2色で掲載された原稿の完全再現はもちろん、表情などの細かな改変箇所もオリジナルを復元。さらに、各話の掲載は初めて発表順となっているため、すでに単行本を所有している読者にとっても、コレクション欲を刺激される内容に。
また巻末には、「不条理短編集」として同年代・同傾向の短編を4作併録。特に「嚢」はオリジナル原稿を尊重したカラーでの初収録となっている。

2/19(水) 19:00配信
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