覚せい剤および危険ドラッグ所持の疑いで、槇原敬之容疑者が逮捕された件を連日メディアが取り上げているが、フジテレビの報道姿勢に疑問を感じた人が多いようだ。

「警視庁が槇原容疑者の尿を採取し、簡易鑑定を行ったところ陰性だったことがわかりました。槇原容疑者は1999年に覚せい剤事件で有罪判決を受けていますが、今回の逮捕後には『僕は長いこと薬はやっていません』と話しているようです。2月19日発売の『週刊新潮』(新潮社)では、槇原容疑者の事務所社長を務めていた元恋人が登場。2年前、槇原容疑者に別の恋人ができたことでフラれ、社長を解任されたことを語っています。今回の逮捕は自暴自棄になった元恋人が薬物に溺れたことが端緒となっており、フラれた意趣返しで警察に槇原容疑者を“売った”構図が見え隠れしています」(スポーツ紙記者)

そんな中、2月16日に放送された『Mr.サンデー』(フジテレビ系)の映像が物議を醸している。

「逮捕される6日前の2月7日夜、槇原容疑者が自宅に戻ってくるところを番組スタッフが隠し撮りした映像を流したのです。槇原容疑者の姿を見つけたスタッフは興奮していましたが、“逮捕前の帰宅姿”を放送することに何の公共性、公益性があったのか疑問です。また捜査関係者から逮捕情報が漏れていた可能性が高く、その点も問題視されている。MCの宮根誠司も一瞬、“何で撮ってるの?”という表情を見せていましたが、映像についてはスルー。視聴者からは『逮捕する前に張り込みしてる映像流れたけど絶対おかしいでしょ』との声が殺到しています」(週刊誌記者)

 また、フジテレビの報道に視聴者が眉を潜めた理由は他にもある。

「槇原容疑者は、6日に放送された系列局のニュース番組『報道ランナー』(カンテレ)に新アルバムの宣伝のため生出演。そこで持ち上げておいて、翌日には自宅を張り込んでいるわけですからね。また14日放送の『とくダネ!』(フジテレビ系)では、槇原容疑者がSNSに投稿していた『ハイテンション動画』を何度もループして流していました。番組はその様子を薬物の影響とは明言していないものの、連想させようという意図があったのは間違いない。逮捕前に張り込みをしていたのも、あわよくば“奇行っぽい映像”を狙っていたのかもしれません」(テレビ関係者)

 フジテレビや宮根は「逮捕前の自宅張り込み」を放送した理由を説明すべきではないだろうか

2020/02/19 10:30
https://www.cyzo.com/2020/02/post_231997.html