16日放送のTBS系「サンデーモーニング」(日曜・前8時)で、12日の衆院予算委員会で、安倍晋三首相が立憲民主党の辻元清美幹事長代行の質問が終わった際に、「意味のない質問だよ」とやじを飛ばしたことを報じた。

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 辻本氏は質疑の最後に「タイは頭から腐る。頭を代えるしかない」などと首相に安倍政権の体質などを厳しく追及した。これに安倍首相は「意味のない質問だ」と罵声を浴びせ、主要野党の猛反発で審議がストップした。

 今回の問題にコメンテーターでジャーナリストの青木理氏は「原則的なのは議会制民主主義において、国会は憲法が定める国権の最高機関。安倍さんは行政府の長として、法案だったり予算案だったり説明をして理解を求める立場で来ているわけです」と解説し「だから、カッと来ても、そういうこと言っちゃダメなんです」と指摘した。

 さらに「国会と行政府の長としていらっしゃっている立場を考えると、あのようなことは言えないし」などと指摘し「どうも安倍さん、自分の立場っていまひとつ分かってらっしゃらないっていう懐疑心を僕はずっと思っています」とコメントしていた。

2/16(日) 9:03配信