物語において「強い女性」が描かれる時、その女性は「男らしく」描かれている。俳優や監督として活躍するブリット・マーリングが、物語における女性の描かれ方の問題点を指摘した。

◯ 1人の人間ではなく、モノとしての女性

俳優、監督、そしてプロデューサーとして活躍するブリット・マーリングは、大学を卒業した直後は、世界大手の投資銀行ゴールドマン・サックスでアナリストとしてキャリアを進めていた。

しかし、俳優を目指すことを決意したブリットは、オーディションを受けては落ちることを繰り返していたという。当時ブリットが受けていた役は、「細くて魅力的なデイブの妻」「胸が大きくて赤いセーターを着ている」といったものだったと、米New York Timesのコラムで明かす。

そこで自分で脚本を書くことにしたブリットは、物語制作について勉強している時に、あることに気がつく。それは、多くのドラマチックな物語で、女性キャラクターの多くが殺されること。

「この世界の物語は、女性はモノであり、モノは使い捨てできると発信している。だから、女性はいつでもモノ化され、多くの時に使い捨てされる」


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フロントロウ 2020/02/15
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