JFLは10日、公式試合入場者数水増し行為が発覚した奈良クラブに対し、日本協会(JFA)裁定委員会により罰金100万円の懲罰が決定したことを発表した。

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 昨年12月に奈良クの入場者数水増しが発覚し、JFLは12月26日に罰金100万円の処分を決定したが、JFA懲罰規定第3条第2項により、JFLに決定権はなく、JFAの裁定委により決定することとなっていた。裁定委は1月24日に実施され、罰金100万円を科すことが決定された。これは「不服申し立て」の対象となるものだったが、期限までに奈良クから申告がなく、懲罰として決定した。

 奈良クはJ3入会基準を満たすため15年から5季に渡り、ホームゲームの入場者数を水増ししていた。Jリーグからも処分が行われ、保有していた「Jリーグ百年構想クラブ資格」について、解除条件付き失格とすることが1月30日に発表されている。

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