高校時代の江川の球速は145キロって記録が残ってる。
これはスタンドから当時の機材で試しに測ったものだから精度は確かではないが、10キロも20キロも変わるものではないし
江川の場合はプロに入ってからもこの数字があまり変わってないからかなり信憑性はある。
つまり1970年代では高校生が安定して140キロ出してれば充分に怪物だった。
プロ入りしてからの江川は130キロ後半から140前半くらいが平均的な球速で150キロは一球しか記録した事がない。
それでも当時のプロでは140キロ代が出せれば速球派だった。
江川の特徴はよく言われるように初速と終速の差が少ないこととコントロールの良さで、この点だけ見たら松坂や大谷や佐々木よりも上だろう。
アスリートとしてのスペックはレベルが違うとしか言いようがない。
小野喬と内村航平、具志堅と井上尚弥を比べるようなもんだろう。