>>59
 江川の最高速は150キロ程だったが、強烈なバックスピンによる浮き上がる様な
球の伸びが凄まじかった。しかも全盛時の初速と終速の差は僅か5〜7キロと少なく、
打者が他の投手と同様のタイミングとコースでバットを振っても、中々ボールの芯を
捉えられなかった。但しその代償として球質が軽く(反発力が強い)、ジャストミート
された場合には、他の投手よりもボールが遠くに飛び易かった。