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新型肺炎で地下アイドルが絶滅危機!? “濃厚接触”イベント中止が死活問題に

2020.2.5

 猛威をふるう新型コロナウイルスによる肺炎は、イベント中止・延期という形で大なり小なり芸能界に影響を与えているが、中でも厳しい状況なのがアイドル業界だ。特に“地下アイドル”と呼ばれるグループなどにとってイベント中止は死活問題なのだ。


 AKBやハロー!プロジェクト、ジャニーズが相次いで肺炎対策を打ち出す中、アイドルグループの仮面女子も、当面の間「無料ハイタッチ」を中止することになった。「握手会やチェキの時はアルコール消毒のご協力を必ずお願い致します」とも呼びかけている。

 仮面女子はいわゆる“地下アイドル”のトップランナー的な存在だ。

 「地下アイドルは大手のようなプロモーション活動ができない分、CDなどの物販や握手会、チェキ撮影といった“濃厚接触”がプロモーションの生命線です。活動存続は、どれだけライブに動員して、お金を出してもらうかにかかっているのです。そうしたノルマがクリアできず、自腹を切っているアイドルたちもいるぐらいです」とアイドル誌編集者。

 ◆対策費もなく

 さらに肺炎の患者が拡大していくと、ライブ活動が制限されるどころか、人の流れも止まってしまう恐れがある。そうなると、小さなアイドルグループは活動自粛すら余儀なくされるのだ。

 「大きなグループなら費用をかけて対策を取ることもできるでしょうが、小さなグループにはそんな資金もない。ただただ活動をセーブするしかない。いまやアイドルグループはご当地アイドルも含めて日本各地に1000以上存在するといわれています。ただでさえ淘汰の時代なのに、“濃厚接触”を封じられてしまうと、地下アイドル自体が絶滅しかねない事態です」と先のアイドル誌編集者は指摘する。


 アイドルは生き残ることができるか。


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