tennis365.net
2/2(日) 17:12配信

テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は2日、車いすの男子シングルス決勝が行われ、第1シードの国枝慎吾がG・リード(英国)を6-4, 6-4のストレートで下し、2018年以来2年ぶり10度目の優勝を果たした。会見では「初優勝した頃のテニスとは全くレベルが違いますね」と語った。



この日、四大大会のシングルスで23勝目をあげた国枝は「ロッカールームに戻って、最初の優勝はいつだったかなとトロフィーを見たら2007年だった。長いことやっているなと思いました。僕も今年で36歳になりますけど、年々自分のテニスがよくなっていると確信していて、37歳になっても40歳になっても今がベストだと言えるように努力を怠らずにやっていきたいと思います」と述べた。

「バックハンドは3年前から変化をつけ始めて、ひじのけがなどから不安がなくなってきました。グリップを少し変えて、より攻撃的なショットにするという面で、すごく改造できました。けがをケアすることも考えますけど、それよりも自分のレベルを上げる努力をしていました」

また、今年7月に開催される東京パラリンピックについては「楽しみだけでは済まないところはあります」と明かした。

「自国ということで逆にプレッシャーも感じるかもしれませんし、もしかしたら普段のパラリンピック以上に楽しくなるかもしれない。ホームというのが僕自身初めての経験なので、どんな緊張感や気持ちになるのかは怖くもあり、楽しみでもある感じです」

国枝は2008年と2012年のパラリンピック男子シングルスで金メダルを獲得している。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200202-00010007-tennisnet-spo