米ユニバーサル・ピクチャーズとブラムハウス・プロダクションが、鬼才ジョン・カーペンター監督の傑作SF『遊星からの物体X』をリメイクすると、Bloody Disgusting が報じた。リメイク版は原作小説の完全版「Frozen Hell(英題)」をベースに、カーペンター版の要素を加えたものになるという。

 『遊星からの物体X』(1982)は、ジョン・W・キャンベル・Jrの短編小説「影が行く」を映画化した『遊星よりの物体X』(1951)のリメイク作品。極寒の南極基地を舞台に、接触した生物に擬態する地球外生命体と観測隊員たち死闘を描いたSFホラーで、2011年にはカーペンター版の前日譚(たん)となる『遊星からの物体X ファーストコンタクト』が製作された。

 同サイトによると、プロデューサーのアラン・ダンスは自身のFacebookで「私は『遊星からの物体X』リメイクの製作総指揮を担当します。今回は長きにわたって失われたキャンベルの画期的な小説『Frozen Hell』の要素がベースとなり、キャンベルの完璧な構想がスクリーンにやってくるのです。もちろん、カーペンター版や、『遊星よりの物体X』の要素も含まれています」と投稿。現在は投稿が削除されているものの、同サイトは情報は全て正しいものだと報じている。(編集部・倉本拓弥)

2020年1月29日 13時05分
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