元「モーニング娘。」の加護亜依(31)が18日、ツイッターで突然“薬物疑惑”を否定するコメントをし、波紋が広がっている。最近相次いだ「元国民的アイドルグループメンバーの大麻疑惑」報道への“反論”とみられる。ただ、今度は別の元アイドルに疑惑の目が向けられるなど、「芸能界と薬物」をめぐる混乱が収まらない。

 加護はツイッターに、〈私の事を示唆する内容の記事が出ているとのことで、びっくりしてます〉と記載。そして〈そーゆー事とは一切無関係なので、スルーしておこうと思いましたが、家族のために私の言葉をネット社会に残して置きます。皆さま、あれは私ではありません。私は薬物とは一切関係ありません〉と書き込んだ。

「元トップアイドルが薬物疑惑に対してコメントすることはまれで、驚きました」(女性誌記者)

 8日に一部スポーツ紙が、16日に女性誌がそれぞれ、紅白出場歴があり、子供がいて、30代の「元国民的アイドルグループメンバー」が捜査当局に大麻使用疑惑でマークされ、3月逮捕の可能性がある……という報道をしたことが背景にある。記事内容から、ネット上では「加護だろう」と邪推する声が噴き出す事態に。それを受け、慌てて否定したとみられる。しかし、事態は思わぬ“拡散”も見せている。

「加護の完全否定によって、今度は別の“元国民的アイドルグループメンバー”Xに疑惑の目が向けられ始めたのです。Xも記事と素性が一致しており、トラブルもあった人物のため、信ぴょう性があるように映るわけです。ほかの元アイドルYも疑われ、混乱が起きています」(前出の女性誌記者)

 昨年、ピエール瀧(52)、沢尻エリカ被告(33)ら大物芸能人の薬物逮捕が相次いだ。最近は“次の芸能人”情報もしばしば報じられるが、それには“裏事情”もあるという。

「こうした“薬物逮捕ネタ”は、クスリで逮捕されそうな芸能人サイドが自らわざと流すことがあるのです。というのも、捜査当局は、捜査に気づかれることを一番嫌う。こうした報道が出ると、その芸能人に内偵がバレたと考え捜査を中断することがよくある。結果、逮捕を逃れるわけです。この手のネタは“捜査妨害工作”の情報戦のことがあるだけに、単純ではない」(芸能ライターの吉崎まもる氏)

 加護自身、トラブルが多く、噂にされやすい面もある。モー娘時代、喫煙騒動で所属事務所から契約解除。11年9月には自殺未遂騒動を起こし、同年12月に結婚した飲食店経営者とは、15年8月に離婚を発表した。

「16年8月には会社経営者との再婚を発表。舞台やライブを中心に活動している2児の母ですが、昨年8月には所属事務所との契約を解除された。素行が問題だったともいわれており、その後、実質的に個人で活動しているような状況です」(吉崎まもる氏)

 31日には沢尻被告の初公判が行われる。今年も芸能人の薬物スキャンダルは続くのか。

1/25(土) 9:26配信 日刊ゲンダイ
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