https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200122/k10012254041000.html


さいたま国際マラソン ことしの開催 見送りへ
2020年1月22日 3時58分陸上

オリンピックや世界選手権のマラソン女子日本代表の選考レースとして行われてきた「さいたま国際マラソン」について、主催するさいたま市や日本陸上競技連盟などが、有力選手の参加が少ないことなどから、ことしの大会の開催を見送る方針を固めたことが分かりました。

さいたま国際マラソンは財政難などを理由に終了した「横浜国際女子マラソン」を引き継ぐ形で2015年から始まった、埼玉県内では初めてとなる世界陸連公認のマラソン大会で、毎年年末にかけて行われてきました。

しかしコースにアップダウンが多いことなどから好記録が出にくいとして国内のトップレベルの選手が参加を見送るケースが増え、先月の大会は東京オリンピックのマラソン女子日本代表の残り1枠をめぐって争われる対象レースの1つだったにもかかわらず、国内からの招待選手の参加はわずか1人にとどまっていました。

こうした中で関係者によりますと、主催者側は、有力選手の参加が増えず大会への注目度が上がらない中で代表選考レースとして維持するのは難しいとして、7億円余りかけて行う例年どおりの規模のレースはできないと判断し、ことしの大会の開催を見送る方針を固めたということです。

ただ一般ランナーを含め例年2万人近くが参加する県内最大のマラソン大会でもあることから、主催者側は来年以降、市民マラソンとして実施する方向で検討を進めています。

「さいたま国際マラソン」とは
(リンク先に続きあり)