シンガー・ソングライター遊佐未森(55)の春のコンサート「cafe mimo」が今年、開催20年目を迎える。4〜5月に6都市を巡回。21日に名古屋入りした遊佐は「春らんまんに、スパークしてお届けしたい」と話した。

 増えているのは、子ども向けの曲を作ってほしいとのオファー。「国立市立国立第八小学校校歌」は遊佐が初めて作った校歌。卒業式で歌う歌がないと寄せられ、山や川ではなく、風や仲間といった歌詞をメロディーにのせている。

 「なないろのしゃぼんだま」はしゃぼん玉の中に入って街を見下ろすイメージだ。「音楽ならどこにでも行ける。子どもの曲は、歌っているときに想像力を膨らむようにと作ります」

 小学5年から中学1年まで参加した「仙台少年少女合唱隊」が原点。「指導の先生は『雲がきれい』の歌詞の『が』の前に『ん』を入れると柔らかくなるよと教えてくれたんです」。日本語を大切にした先生の曲がお手本だ。

 名古屋のコンサートで、昭和の曲やカバー曲などに交えて歌う候補は「クロ」。家に出入りし、半分飼っていた猫との出会いから別れの体験をつづっている。子どもにも人気の曲だ。切々としたピアノの弾き語りで「泣いちゃう人もいます」。

 名古屋での「cafe mimo」は2010年にスタートして11回目。4月18日、千種文化小劇場・ちくさ座で開く。ゲストを迎え、こぢんまりしたメンバーで最大限にチャレンジする、がコンセプト。「円形ステージで視覚的にも楽しめます」

1/21(火) 23:03配信
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