芸能人ってのは、芸や技能で食っていれば、あとは何してても許されていた。まぁ文化人とか、政治家なんてのも、自分の職分さえこなしていれば、別に浮気しようが、バカ騒ぎしようが、大目に見てもらえたわけ。
それがいつの頃からか、芸能人が「コメンテーター」なる職域にでしゃばって、他人を倫理的に糾弾することで金を稼ぎ始めた。
そうなると、自分が糾弾する対象が守るべき倫理的コードを、自分たちも守ることが求められるようになっちゃったわけ。言うなれば、直感的なクリーンハンドの原則とでもいうかな。
そういう意味では、飯のタネにするために自分で息苦しくしてるというだけなのよ。