0001湛然 ★
2019/12/27(金) 13:40:39.11ID:31LryUgg92019.12.13 rockinon.com (高橋智樹)
https://rockinon.com/live/detail/191627
Cocco/東京国際フォーラム ホールA - All Photo by Shidu MURAIAll Photo by Shidu MURAI
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●セットリスト
01.くちづけ
02.花爛
03.強く儚い者たち
04.Gracy Grapes
05.Being Young
06.スティンガーZ
07.夕月
08.極悪マーチ
09.2.24
10.Come To Me
11.音速パンチ
12.有終の美
13.暗黙情事
14.願い叶えば
15.Raining
16.樹海の糸
17.ドロリーナ・ジルゼ
18.フリンジ
19.海辺に咲くばらのお話
「あっという間ですね……今日はありがとう」
ライブ終盤、満場のオーディエンスに向けて静かに語りかけるCoccoの言葉に、客席から「今日もありがとう!」と感謝の声が飛ぶ。それを受けてさらに「『今日は』と『今日も』って大事だよね……今日もありがとう。
いつもありがとう」と続けるCoccoの佇まいは、かつてないほど優しい包容力を漂わせるものだった。
10月にリリースされた10枚目のオリジナルアルバム『スターシャンク』を携えて、仙台/名古屋/東京/大阪/広島/福岡の6都市を巡ってきた「Cocco Live Tour 2019“Star Shank”」。
東京・大阪:ホール&他4会場:ライブハウス、という構成で行われた同ツアーの中でも最大規模の約5000人の観客が詰めかけた東京国際フォーラムには、これまでの作品で放ってきた鮮烈で刹那的な輝きの数々をひとつの大きな物語へと編み上げるような、どこまでも雄大な時間が流れていた。
デビュー初期のサウンドを支えた根岸孝旨(B)&長田進(G)、近年のライブサポートでお馴染みの藤田顕(G)・椎野恭一(Dr)・渡辺シュンスケ(Key)というラインナップでこの日のステージに臨んだCocco。
波音の開演前SEとクロスフェードするように流れ込んだ“くちづけ”の、伸びやかな歌声と豊潤なバンドアンサンブルが、広大な空間を抗い難く音楽の深海へと引き込んでいく。
さらに『スターシャンク』からもう1曲、ミステリアスなオルタナティブの極致の如き“花爛”のサウンドスケープを、空を貫くようなCoccoの絶唱が高揚の異次元へと導いてみせる――。
そんなスリリングな場面を、張り詰めた緊迫感ではなくしなやかな肉体性とともに提示することで、終始スケールの大きな生命力を体現していたのが印象的だった。
そこから一転、“強く儚い者たち”で観る者の視界を陽光降り注ぐ楽園へと塗り替えていった。
(中略)
「コウはいっつも、自分勝手にあっち行ったりこっち行ったり、止まったり、隠れたり……そのたんびに、みんなを置いてけぼりにして。でも、いつも受け入れてもらって、何度も何度もね。なんか申し訳ない気持ちがあったんだけど。
考えてみたら、みんなも同じなんだろうね。みんなもあっち行ったりこっち行ったり、寄り道したり、遠くに行ったり、立ち止まったり……
だけど、こうして生きて、人生のタイミングで『Cocco元気かな』、『Coccoの歌聴きたいな』って思ってここに来てくれた時も、コウはいつもちゃんとCoccoでいたいなと思います」
Coccoの言葉にじっと聞き入っていたオーディエンスが、「だから、みんなも心配しないで。また、行ってらっしゃい。そして、一歩でも前に進んだところで、またここで会いましょう」の呼びかけに一面の拍手で応える。そんな中、ひと呼吸置いて、Coccoは続けてこう言った。
「みんなが望めば、Coccoはいつも、ここでみんなを待ってます。今日は――今日も、いつもありがとう」
(以下略、全文は引用元サイトをご覧ください。)