ローマは28日、ヨーロッパリーグ(EL)・グループJ第5節でイスタンブールBBSKとのアウェイ戦に臨み、3-0で快勝した。
その中でペッレグリーニは先制点に繋がるPK奪取に、FWユスティン・クライファート、FWエディン・ジェコのゴールをアシストする見事なパフォーマンスを披露。だが、チームが3点をリードして迎えた後半序盤の55分付近に、ホームサポーターが陣取るサイドでコーナーキックを蹴りに行った際、試合展開にフラストレーションを溜めていた相手サポーターによる愚行の被害に遭った。
ペッレグリーニは相手ゴール前に味方が集まってくるのをコーナーフラッグ付近で待っていた際、スタンドからコインと思われる投擲を浴びると、その1枚が額に当たって裂傷を負うことに。そして、流血を確認した同選手の様子を見てチームメートや相手選手が主審に投擲の被害を訴え、試合は一時中断。同選手は止血のためピッチサイドで治療を受けることに。
その後、ホームチームの選手たちの呼び掛け、警備員の増員によって試合再開となった中、頭部にバンテージを巻いて再び被害に遭ったコーナーフラッグ付近に向かい、コーナーキックのキッカーを務めたペッレグリーニは正確なクロスボールを送り、MFアマドゥ・ディアワラの際どいヘディングシュートを演出し、ハートの強さを示した。
なお、現時点で犯人の特定などに関するアナウンスはなされていないが、欧州サッカー連盟(UEFA)から運営責任者にあたるイスタンブールBBSKに罰金やスタジアム一部エリアの閉鎖、あるいはホーム無観客開催などの制裁が科される見込みだ。
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