超WORLDサッカー!12/11(水) 16:12配信
天皇杯を残す鹿島が大岩剛監督の退任を発表…最後の仕事は「頂点に立ち、皆さんに最高の歓喜を与えること」

鹿島アントラーズは11日、大岩剛監督(47)の退任を発表した。

大岩監督は現役時代に名古屋グランパスエイト(現名古屋グランパス)、ジュビロ磐田でプレーした後、2003年から鹿島でプレー。2010年までプレーし、現役を引退していた。


現役引退後の2011年から鹿島のトップチームでコーチを務めると、2017年6月には石井正忠監督の後任としてコーチから監督に昇格。チームはリーグ2位に終わるも、無冠でシーズンを終えていた。

2年目の2018シーズンはJ1リーグで3位となり、YBCルヴァンカップ、天皇杯はベスト4で敗退。しかし、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)で躍進すると、クラブ史上初のアジア王者となっていた。

3年目を迎えた今シーズンは、夏の主力選手移籍や負傷者が相次いだことで不安定な戦いを強いられていた中、J1リーグでは優勝争いを繰り広げるも3位で終了。ACLは浦和レッズとの準々決勝で敗退、ルヴァンカップはベスト4で敗退。天皇杯はベスト4に残っている。なお、天皇杯終了まで引き続き指揮を執るとのことだ。

大岩監督は、公式戦通算141試合を指揮し77勝32分け32敗。J1では90試合を指揮し50勝20分け20敗だった。大岩監督はクラブを通じてコメントしている。

「2017年途中から監督として初めて指揮を執ることになり、ここまでともに戦ってくれた選手、スタッフ、フロント、そしていつも私たちを支えてくれるファン、サポーター、スポンサーの方々には、感謝の気持ちしかありません。鹿島アントラーズは、タイトルを義務付けられたクラブです。その中で今年、Jリーグ、ルヴァンカップ、連覇を目指したACLを獲れなかったことは自分の力不足であり、本当に申し訳なく感じています」

「今シーズンはあと2試合、天皇杯のタイトルが残っています。アントラーズファミリー全員で、喜びを共有できるチャンスがあります。私の最後の仕事は、選手たちとともにその頂点に立ち、皆さんに最高の歓喜を与えること、それだけです。すべては勝利のために、一丸となって戦えるよう、最後まで後押しをしてもらえればうれしいです」

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191211-00365937-usoccer-socc
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