現代ビジネス12/11(水) 11:01配信
3ヵ月で1800万以上の再生数を叩き出す

 中田英寿、本田圭佑、そしてダルビッシュ有。彼らの名前を聞いて、何を思い浮かべるだろうか。国民的な知名度を持つ「スポーツ界のスター選手」――もちろん、それも当てはまるが、この3名に共通していることは、この数ヵ月の間でYoutubeでの動画配信に力を入れ始めたということだ。

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 この1、2年でテレビで活躍する芸能人らのYoutubeチャンネル開設が相次いでおり、今年に入ってからは現役アスリートたちによる開設が目立っている。この流れは、あくまでアスリートとしての活動を本業としつつ、Youtubeでも動画の配信を行うというスタイルで、俗にいうYoutuberのように「動画配信だけで食べていく」活動とは少し異なっている。

 さて、前述の3名であるが、中田英寿氏は今年7月、本田圭佑選手は同年11月にチャンネルを開設した。ダルビッシュ選手の場合は2017年1月のチャンネル開設であるが、11本の動画投稿後に2年の間が空いて、今年の9月から本格的にYoutubeの投稿をスタートさせている。

 肝心の動画の内容について触れると、前述の中田英寿氏は、引退したアスリートであるが、「20年目の旅」と題して、かつての自身が在籍したクラブをインタビュー形式で辿る内容となっている。往年のファンからすれば「あのときの中田英寿は、どう考えていたのか?」と、思い馳せることだろう。

 本田圭佑選手の場合は、著名人との対談を配信に盛り込むなど、この動画配信への力の入れ込みようを感じる。まさに本田圭佑選手のイメージに合う、俺の世界観を感じろ、というスタイルだ。

 一方、ダルビッシュ選手が投稿している動画はどうか。実は、名だたるこの3名の中で、突出して再生回数、チャンネル登録者数が多いのが特徴だ。3名のチャンネル登録者数、総再生回数は以下の通り。

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中田英寿「Hidetoshi Nakata Official」登録者数:5.36万人/総再生回数:120万回
本田圭佑「Keisuke Honda」登録者数:15万人/総再生回数:400万回
ダルビッシュ有「Yu Darvish」登録者数:39万人/総再生回数:2300万回
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 このように、ダルビッシュ選手が、動画投稿に力を入れ始めたこの3ヵ月以内の動画だけで考えても、約1895万回の再生回数と驚異的な数字を叩き出している。

 上述の通り、共通するスポーツのスター選手の中で、ダルビッシュ選手のYoutubeが突出した数字を稼いでいる。何がそれだけ多くの方にウケているのだろうか。

 これはけっして「品質の差」ではない。ダルビッシュ選手が、同級生の本田圭佑選手の動画のクオリティの高さと、自分の動画のクオリティの差を比較して、「同級生で同じアスリートやのにこのクオリティの差よ。」と自虐するツイートしていたように、本人もそれを認めている。

 この両者は、コンテンツの方向も異なるし、動画の配信目的、方向性も異なっているため、両者を直接的に比較することは難しい。それでも、ダルビッシュ選手の方がチャンネル登録数や再生回数で倍以上大きく上回っている。いったいそれはなぜなのか。

 ここに「動画配信でうまくいくためのヒント」が隠されているのではないか、と筆者は考えた。

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