12月4日放送のフジテレビ系の音楽番組「FNS歌謡祭」第1夜。スタートして間もなく番組名がトレンドワード入りし、出演者たちの歌を聞きながらツイートする人が多く見られた。

椎名林檎や久保田利伸、デーモン閣下、槙原敬之に郷ひろみ、三浦春馬に欅坂46にアリス……幅広い年齢層が楽しめるような豪華出演者で、〈家族揃って見てる〉なんて声もネット上には見られた。

「今年も第1夜、第2夜と分かれており、よくまあ、これだけのミュージシャンが集まったものだと感心するような面々が揃っています。<紅白よりずっと楽しい>という声もあるようですね。最新曲と過去のヒット曲がうまく入り交じってるのと、持ち歌だけでなく、他人の歌を歌う趣向も人気の秘密でしょう」(音楽誌編集者)

もはや年末の風物詩となった感のあるFNS歌謡祭。特に第1夜で〈聞き惚れてしまう〉〈なんてきれいな歌声なの!〉と絶賛コメントが多かったのが、女優の薬師丸ひろ子(55)の歌声。

薬師丸はこの日、中島みゆきの名曲「時代」と、自らのヒット曲である「メイン・テーマ」を歌った。

「『メイン・テーマ』は物語性のある歌詞なのですが、薬師丸さんが歌いだすと、その世界観がパァッと目の前に広がってくるようでした。伸びやかで透明感ある声と、抜群の表現力は多くの視聴者に感動を与えたようです」(芸能ライターのエリザベス松本氏)

薬師丸が絶賛される一方で、割を食ってしまった人も。薬師丸の前に、持ち歌である「色・ホワイトブレンド」を歌った女優の中山美穂(49)である。

「声が出ていなかった中山さんに、視聴者は〈ボイトレしてから来てほしかった>などと手厳しいコメントを多く残しています。その後の薬師丸さんが素晴らしかっただけに、比べてしまう人が続出したんです。ずっと歌い続けている薬師丸さんと、長年歌を休んでいた中山さんを比べるのは、さすがに酷な話だと思いますが……」(エリザベス松本氏)

中山はデビュー35周年イヤーを迎えるに当たり、今年6月から本格的に音楽活動を再開。来年3月にはソロコンサートも開催予定である。

そのため歌番組にも積極的に出演しており、FNS歌謡祭の他に、7日放送のNHK「SONGS」にも出演。自身のヒット曲である「色・ホワイトブレンド」「You’reMyOnlyShinin’Star」、そして、20年ぶりの新曲「時計草」の3曲を披露した。

「SONGSは生放送でないにもかかわらず、中山さんはやはり声が出ていなかった。震える小さな声で、途切れ途切れに歌う様子に〈歌ってるの? しゃべってるの?〉〈中山美穂の声の出てなさに忖度して、バックコーラスまで小声〉〈これでコンサートとか、大丈夫?〉など不安の声が噴出。見ていられないとチャンネルを替えた人も多かったようです」(前出の音楽誌編集者)

視聴者の感想は散々だが中山がまたステージに立つ。ファンはそれだけで満足できるのかもしれない。どんな歌声でもいいのが、元トップアイドルの証拠!?

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191210-00000023-nkgendai-ent
12/10(火) 15:00配信

https://www.youtube.com/watch?v=uNFyJy8PdxQ
2019 fns歌謡祭 中山美穂「君のこと」

https://www.youtube.com/watch?v=dTGV9nfMkXw
時代 / 薬師丸ひろ子 / 2019 FNS歌謡祭