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世界を変えるペット・インフルエンサーたち、動物福祉にも貢献した「リル・バブ」
2019年12月9日 19:09 発信地:ワシントンD.C./米国 [ 米国 北米 ]

遺伝子異常の影響でいつも舌を出していたリル・バブは、
音楽プロデューサー、マイク・ブリダフスキー(Mike Bridavsky)さんが
2011年に引き取り、写真をネットに投稿し始めて有名になった。

フォロワー数はフェイスブック(Facebook)に300万人、インスタグラムに240万人、ツイッター(Twitter)に80万人以上。
その人気がきっかけとなって科学者たちからも注目を浴び、
2015年には米ミズーリ大学(University of Missouri)の研究チームが
リル・バブの顔の変形などの原因となっている遺伝子異常を突き止めようとゲノム解析を行った。

ブリダフスキーさんもまた、特別なケアを必要とするペットのための全国規模の基金を創設した。
米国初の試みで、基金の「顔」となったのもリル・バブだった。

「バブは動物福祉の世界、そして世界数億人の人々の暮らしに大きな変化をもたらした」と
ブリダフスキーさんはインスタグラムに記した。
基金は2018年だけで「支援を必要とする動物たち」のため7万5000ドル(約800万円)を集め、
これまでの累計寄付金額は70万ドル(約7600万円)に上るという。
リル・バブは環境保護団体グリーンピース(Greenpeace)や
米国動物虐待防止協会(ASPCA)などの支援活動にも、スターペットの力を貸した。

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