休養中の錦織圭が12月4日、契約するラケットメーカー・ウイルソンの記者発表会『錦織圭選手に勇気を与えるラケットデザイン制作プロジェクト』に登場。
自らのラケットに対する思いや要望の他、気になるリハビリの進み具合、復帰の見通しなどについて語った。

現在の状況について錦織は、ヒジのリハビリは順調に進んでいるとしながらも、「最近やっとスポンジボールを打てるようになってきた。
まだ自分のラケットを持つまでは行っておらず、軽いラケットから始めている。今月末にはしっかり打てるようにしたい」とコメント。現時点で本格的なラリー練習には至っていないことを明らかにした。

そして具体的な復帰時期についてはこう述べている。
「戻ってくるのは来年の1月のどこかか、2月になるかもしれない。様子を見ながらというところです」
 
当初の予定では、錦織は12月26日からのハワイオープン(エキジビションマッチ)、1月3日開幕のツアー団体戦・ATPカップへの参戦を考えていた。
しかし上記のコメントからすると、両大会はもちろんのこと、1月20日から始まる全豪オープンへの出場も微妙な情勢だ。

来シーズンについて錦織は「30歳になって、どちらかというと引退の方が近くなってきて、いろいろ考え始めたりもするが、まだまだ身体に衰えは感じていない。
まずは(ケガを)しっかり治して、来年の後半ぐらいにはいいテニスができるように戻ってきたい」と語る。焦ってシーズン開幕から無理をするよりも、じっくり治療と調整に取り組み、万全のコンディションを取り戻していく構えだ。

なお会見では、錦織自身がデザイン開発に参加しながら、ケガのため試合で使用できていない『ウルトラツアー95CV ケイ・リミテッドエディション2019』を、来季開幕から使うことを発表。
さらに、このラケットの2020年版ニューデザインを広く一般公募し、9月以降はそれを使用する旨がアナウンスされた。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191204-00006603-thedigest-spo
12/4(水) 14:18配信