政治評論家、屋山太郎氏が新聞で発表したコラムに事実に反する記述があり、名誉毀損にあたるとして、社民党副党首で参院議員の福島瑞穂氏が330万円の損害賠償を求めた裁判で、東京地裁(沖中康人裁判長)は11月29日、屋山氏に330万円の支払いを命じる判決を言い渡した。

コラムは今年2月、静岡新聞に掲載されたもので、徴用工訴訟についてふれ、「この訴訟を日本で取り下げさせたのは福島瑞穂議員。福島氏は実妹が北朝鮮に生存している。政争の具に使うのは反則だ」などと書いていた。

訴状によると、屋山氏のコラムは「ギクシャクする日韓関係」と題して、静岡新聞に掲載されたもの(静岡新聞はすでに訂正・謝罪している)。

福島氏側は、「まるで身内を利するために、政治活動を行なっていたかのような印象を読者に与える」「(そのように書くことは)全国民の代表たる地位や政党の要職者たる立場を踏みにじり、社会的評価を著しく低下させるもの」と指摘。

さらには、福島氏側は「そもそも妹はいない」として、屋山氏の名誉毀損を訴えていた。

11/29(金) 13:18配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191129-00010459-bengocom-soci

写真
https://amd.c.yimg.jp/amd/20191129-00010459-bengocom-000-3-view.jpg