12月11日から釜山(プサン)で開催される東アジアサッカー連盟(EAFF)E-1チャンピオンシップに参加する韓国代表メンバーが先ほど発表された。

いつもならチームを率いるパウロ・ベント監督が記者会見を開いて発表するが、今回はKFA(韓国サッカー協会)からのプレスリリース発表だ。先ほど筆者もKFAメディアサービスを通じて、今回のメンバーを確認した。

今回の韓国代表の招集メンバーを詳しく見てみると、キム・ヨングォン(ガンバ大阪)、キム・ミンジェ(北京国安)、ファン・インボム(バンクーバー・ホワイトキャップ)などの主軸メンバーがいるが、大会が国際Aマッチウィークに該当しないため欧州組はゼロとなった。森保ジャパンも欧州組を招集できないが、韓国では攻撃面で森保ジャパン以上に欧州組の依存度が高いだけに、ここがひとつのポイントになるだろう。

代わって多く招集されたのがKリーグ組だ。今季Kリーグで活躍しているムン・ソンミン(全北現代)やキム・ボギョン(蔚山現代)などをはじめ、代表復帰組も多い。

MFユン・イルロク(済州ユナイテッド)は2017年12月のE-1チャンピオンシップ以来2年ぶりに、ハン・スンギュ(全北現代)とキム・インソン(蔚山現代)は2018年12月のアジアカップ招集以来1年ぶりに、A代表に抜擢された。

ベント監督と選手選考にあたったキム・パンゴン代表チーム戦力強化委員長によると、「ベント監督は韓国で開催される今大会の重要性を強調し、U-22代表の一部選手の招集を希望した」らしい。

だが、大会を前後してキム・ハクボム監督率いるU-22韓国代表は合宿があり、来年早々には東京五輪出場がかかったU-23アジア選手権がある。

「2人の監督と長時間議論し、戦力強化委員会の意見収集を通じて韓国サッカー協会の戦略的な優先順位で、U-22代表チームの対象者はU-22代表に集中することを決定した」らしい。

メディアサービスにはベント監督のコメントも紹介されている。

「Aマッチ期間ではなく、シーズンが進行中の欧州、中東リーグの選手たちは合流できないが、これまで観察してきた選手たちの技量を点検できる良い機会になるだろう。韓国での大会が行われるだけに、多くのサッカーファンたちの期待に応えられるよう努力する」

韓国代表は12月5日から蔚山で合宿をスタートさせる予定だ。

■E-1チャンピオンシップ 韓国代表メンバー

GK:キム・スンギュ(蔚山現代)、チョ・ヒョヌ(大邱FC)、ク・ソンユン(コンサドーレ札幌)

DF:キム・ヨングォン(ガンバ大阪)、キム・ミンジェ(北京国安)、パク・ジス(広州恒大)、クォン・ギョンウォン(全北現代)、パク・チュホ(蔚山現代)、キム・ジンス(全北現代)、キム・テファン(蔚山現代)、キム・ムンファン(釜山アイパーク)

MF:ソン・ジュンホ(全北現代)、ファン・インボム(バンクーバー・ホワイトキャップ)、チュ・セジョン(FCソウル)、ハン・スンギュ(全北現代)、イ・ヨンジェ(江原FC)、キム・ボギョン(蔚山現代)、ムン・ソンミン(全北現代)、ユン・イルロク(済州ユナイテッド)、キム・インソン(蔚山現代)、ナ・サンホ(FC東京)

FW:イ・ジョンヒョプ(釜山アイパーク)、キム・スンデ(全北現代)

スポーツソウル日本支社長
11/28(木) 17:18
https://news.yahoo.co.jp/byline/shinmukoeng/20191128-00152773/