環境問題は小さなことを多くの人がすることで起きている。
なので個人が飛行機や車をのったりのらないこと自体はたいして変化はないが、
それを多くの人がすると大きな変化が起きる。
たとえばグレタ少女や人気バンドのツアー人数程度が飛行機を乗らないこと自体はたいして変化は起きない。
しかしそれによって、飛行機は環境への負荷が高い移動手段だと認知され、飛行機を気軽に乗る人が減るので、
地球全体の飛行機の総飛距離が減る。定期便の飛行機も減る。
これはけっこうな変化になる。
企業側もそうやって利用者が減ると困るので、
環境負荷の低い方法を少々のコストがかかっても探るようになる。
すると環境負荷の低い研究への資金も集まる。
こういう積み重ねと相乗効果で環境問題が改善していく。

逆に言えば、
野口のように「たかがひとりが飛行機や車を乗らないことは意味がないのでファッション。
定期便の飛行機はそのバンドが乗ってなくても飛ぶ」と想像力0の発言をして何も問題ないとしていると、
どんどん悪化していくわけだ。
「江戸試合の生活をしろというのか!経済が衰退する。環境のほうが大事なら人間が死ぬのが一番だろ。環境なんて気にするな」
などの極論は馬鹿の道具。
持続可能な程度の文明使用量で生活し、そのほうが経済なんかよりずっと大事だっていう長期的視点が欠けた発言であまりに軽薄。

 
「温暖化は陰謀だ」派が反論不可能な正論集
http://hissi.org/read.php/newsplus/20191015/QldJSjBxbmgw.html