[11.24 J2第42節 横浜FC2-0愛媛 ニッパツ]

最後は現役高校生の18歳と52歳の最年長Jリーガーが共演し、歴史的な瞬間を迎えた。13年ぶりのJ1復帰を決めた横浜FC。「本当に誇りに思いますし、カズさんと一緒に同じピッチでプレーできるのは凄いこと。噛み締められたかなと思います」。FW斉藤光毅はFW三浦知良とともにピッチで迎えた歓喜の瞬間をそう振り返った。

「カズさんのピッチ内外の言動は全て自分のためになるもの。見聞きして、自分のものに吸収していくように意識していました」。後半29分、カズとハイタッチをかわし、気合十分にピッチに入った。「光毅は『俺がやってやる』という感じで出ていきました」と、カズも気迫溢れる18歳への頼もしさを語っていた。後半42分にカズが投入され、そのまま2-0勝利。最高な形でシーズンを締めくくった。

アグレッシブにドリブルで仕掛け、ゴールに絡み、クラブをJ1昇格に導いた。昨年7月、クラブ史上最年少となる16歳11か月11日でトップチームデビュー。昨年9月にプロ契約を締結した。2001年生まれの18歳に、横浜FCがJ1の舞台を戦った07シーズンの記憶はないというが、下部組織で育った生え抜き選手としての矜持がある。

「中学から横浜FCに携わってきて、その昇格の一員にいられた。こういう大事な試合に出られたというのは、もちろんまだまだですけど、ジュニアユース、ユースで関わってきたコーチ陣、お世話になってきた人たちに、少しは恩返しできたのかなと思います」

今シーズンは5月にU-20ワールドカップへの参加でチームを離れると、負傷帰国という憂き目にあった。戦線から離脱したが、約2か月ぶりの復帰戦から完全復活を告げる2試合連続ゴール。シーズン6得点。目標の2ケタ得点には届かず、「来年量産できるように強い気持ちを持って挑みたい」とJ1のステージを見据えた

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191126-43474410-gekisaka-socc
11/26(火) 6:30配信