西武・秋山翔吾外野手(31)が21日、東京・プリンスホテルパークタワーで行われた報知新聞社制定「第21回ゴールデンスピリット賞」の表彰式で選考委員の
長嶋茂雄・読売巨人軍終身名誉監督(83)から「クレメンテ2世」になることを期待された。自身の経験から、ひとり親家庭の親子を球場に招待し、その背景や5年間の活動を
評価されての受賞。社会貢献活動を世界に広めたロベルト・クレメンテ氏同様、自身も後輩らにその輪を広げていくことに意欲を見せた。

 ゴールデンスピリット賞選考委員の長嶋さん=報知新聞社客員=は、メジャー挑戦する秋山にグラウンド内外での「クレメンテ2世」となることを期待した。

 表彰式内で披露された長嶋さんの祝辞。コメントはスクリーンに表示され、直筆のサインも書かれていた。司会者に代読されたメッセージでは、同賞の起源となった元
大リーガーのクレメンテ氏と秋山を重ね合わせたミスター。来季はメジャーに挑戦する見込みの秋山へ「日本の外野手代表としてかつてのクレメンテさんを目指して、
プレーしてほしいと期待しています」とエールを送った。

 1960年代に米ベロビーチ(フロリダ州)でキャンプを行った際にクレメンテ氏と対面したことがあるという長嶋さんは、秋山のグラウンド内外での今後の活躍を期待し
「クレメンテさんが存命だったら、今の日本野球をどう評価されるだろうと思った次第です」と思いをはせていた。(安藤 宏太)

報知新聞社

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