元大阪府知事の橋下徹氏(50)が17日、フジテレビ系「Mr.サンデー」に出演し、合成麻薬MDMAを所持したとして麻薬取締法違反の疑いで逮捕された女優・沢尻エリカ容疑者(33)の今後について言及した。

 番組では沢尻容疑者の、これまでのお騒がせ女優ぶりも含めて特集。意見を求められた橋下氏は「芸能人は目立つんで、特に芸能界はクスリがまん延してるんじゃないかって思われるんですけど、おそらく一般の人と芸能界で薬物の犯罪率は変わりはないんですよ」と芸能界がとりわけ薬物犯罪を多いわけではないと指摘した。

 続けて「薬物に関しては厳しい社会、それは望みます。薬物が凶悪犯につながる可能性もあるから。ただ、被害者のない犯罪であることも間違いない」とした上で「甘いと思われるかも分かんないけど、きちっと厳罰、社会的制裁を加えて、薬物依存を絶つプログラムをきちっとやってね、もう一回、頑張ってもらいたいという思いはありますけどね」と持論を展開した。

 これにかみついたのがジャーナリストの木村太郎氏(81)。「橋下さん、被害者いないと言ったけど、いっぱいいる。(来年放送の大河ドラマに沢尻容疑者を起用した)NHKでしょ、コマーシャルの会社でしょ、映画を撮った会社でしょ。何億という被害がある。芸能人として、資格はないですよ」と反論した。

 これに橋下氏は「お金の問題なら、お金で解決したらいいじゃないですか。誰でも失敗はある。ちゃんと薬物依存を絶った上でのね、ボクはチャンスは与えるべきだと思います」と改めて主張。これにも木村氏は納得いかない様子で「チャンスを何回与えても、みんな、それを裏切ってる」と吐き捨てた。

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