西武、巨人、オリックスで通算525本塁打を記録した清原和博氏が17日、沖縄・浦添市の「ANA BALL PARK 浦添」で「FM沖縄 開局35周年記念 ドリームマッチ」に参加した。2016年1月11日の名球会イベント以来1406日ぶりの
ユニホーム姿で登場。日米通算381セーブを挙げた盟友・佐々木主浩氏との1打席対決で中前適時打を放つなど3打数2安打2打点と活躍した。

 試合前に行われた野球教室ではキャッチボール中に野球少年を羽交い締めにしてイジり倒すなど、久々のユニホーム姿で復活ぶりを披露した。イベント後の報道陣の取材では久々のユニホーム姿をしみじみと振り返るなど
充実した表情を見せた。

――冒頭のあいさつ。
「自分が事件を起こして、こういう機会を与えてくれた。FM沖縄さん、立浪くん、心から心から感謝しています。久々にグラウンドに立って、子どもたちと野球をして……。沖縄の素晴らしい天気の中で思い切り野球をできた。
この日のことは一生忘れないと思う。これからも精進していきたいと思います。ありがとうございました」

――久々のユニホームだった。
「初心に返るというか、たまたまブルーだったので。ライオンズ時代を思い出しましたよね」

――4番・清原としてグラウンドでプレーした。
「素直にありがたかったです。引退して10年になりますけど、バッターボックスに立った時はドキドキします。相手が子どもであれ、プロ野球選手の投手であれ、同じ気持ちで打席に立ちました。素晴らしい体験を
させてもらいました。今後の人生に生かしていきたいです」

――清原氏が野球の魅力を伝える。その意義は。
「やはり野球人口、(野球をする)子どもたちが減っていると言われているんですけど、微力ながら、野球の素晴らしさを伝えていけたらいいなと思っています」

――身近に子どもたちと野球を楽しんだ。
「僕自身はいろんなものと戦っています。その中で子どもたちから笑顔、ファンの人たちからもらった声援を本当に心にとめて、しっかりと生きたいなと思います」

――事件後に野球教室に参加したことは。
「なかったですね」

――野球教室を盛り上げた。
「子どもたちには僕たちプロ野球選手を身近に感じてもらうことと、心を開いてもらうことが大事だと思うので。今日は、それを意識して接してきました」

――佐々木氏との対決もあった。
「最後に対決したのは名球会のイベントだったんですけど、今日は素晴らしいメンバーが集まって。今まではずっと敵同士で戦ってきたメンバーと楽しく、子どもたちと戦えたので良かったです」

――今後も野球教室の声がかかれば。
「1年前にタツ(立浪氏)から声をかけてもらった時は自信もなかったですし、そういう機会を与えてくれたことに対して、沖縄に来てよかったなと思います。また新たなスタートが切れるなと思います」

――ユニホームを着る仕事として目標とするのは。
「まず今日は沖縄の子どもたちとやることを考えていたので。これからのことはちょっと分からないです」

――佐々木主浩氏、立浪和義氏から清原氏の名球会復帰の声があった。いずれ監督、コーチとして現場復帰は。
「それに関しては、やはり自分が決めることではないので。やはり社会の皆さんが決めてくださることだと思うので」

――新庄剛志氏が現役復帰を目指すと宣言。30日の「ワールドトライアウト」で監督を務める清原氏に影響を受けた。
「まぁ新庄ですからね……。本気なのか。僕もちょっと分からないです。ちょっと彼の行動はちょっと」

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