第61回日本レコード大賞(主催・日本作曲家協会など)の審査委員会が15日までに都内で行われ、優秀作品賞に小中学生5人組ユニット、Foorinの「パプリカ」など10作が選ばれた。

Foorinの最年少メンバー新津ちせ(9)は、61回の長い歴史を誇るレコ大の大賞候補となる作品賞で最年少の出場者となる。97年に「WHITE LOVE」を歌唱したSPEED島袋寛子は当時13歳、00年に「恋のダンスサイト」を披露したモーニング娘。加護亜依は12歳だった。

「パプリカ」のかわいらしいダンスと歌唱で笑顔を誘う新津だが、歌手活動だけでなく、女優としても活躍。現在公開中の主演映画「駅までの道をおしえて」では、愛犬の死を受け入れられない少女役を見事に演じている。“歌と演技の二刀流”で活躍する天才小学生はアニメ映画「君の名は。」や「天気の子」を手がけた新海誠監督の長女としても知られている。

「パプリカ」はNHK「2020応援ソングプロジェクト」による応援ソングとして、米津玄師の作詞・作曲、プロデュースにより製作された。MVなど関連動画の再生回数は3億回を数え、子どもたちの間では“パプリカ・ダンス”が大流行中だ。

レコ大の大賞と最優秀新人賞は、来月30日に東京・新国立劇場から生放送するTBS系「第61回輝く!日本レコード大賞」(午後5時30分スタート)で決定する。

▼優秀作品賞 「サステナブル」AKB48、「黒い羊」欅坂46、「純烈のハッピーバースデー」純烈、「P.A.R.T.Y.〜ユニバース・フェスティバル〜」DA PUMP、「Sing Out!」乃木坂46、「大丈夫」氷川きよし、「ドレミソラシド」日向坂46、「パプリカ」Foorin、「片隅」三浦大知、「ECHO」Little Glee Monster

▼新人賞 海蔵亮太、新浜レオン、BEYOOOOONDS、彩青

▼最優秀歌唱賞 市川由紀乃

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