0001幻の右 ★
2019/11/15(金) 17:32:54.08ID:B46lnr6A9ワールドカップ・アジア2次予選の前半戦最後となったアウェーのキルギス戦は、2対0で勝利を収めたものの、内容としては五分五分の戦いだった。
日本は前半の終盤に南野が自分で獲ったPKを決め、後半には原口が直接フリーキックを沈めて、この2点を守り切った。前半からかなり押し込まれて、決定機も作られていたし、正直、GK権田の好守がなければ危ない試合だったことは確かだ。
キルギスは運動量もあったし、フィジカル的にもかなり充実していて、すごくポテンシャルのあるチームだという印象を持った。今後も成長を続けていけば、新たなアジアの強国となる可能性も秘めているかもしれない。今回は相手に決定力がなかったぶん、日本には幸運な面もあったのは否めない。
この試合には、森保ジャパンの主軸となってきた大迫が負傷で、堂安がU-22代表の活動で不在だったわけだけど、彼らがいたとしても日本の戦いぶりはあまり変わらなかったんじゃないかな。いずれにしても苦しい試合になっていたと思う。
旧ロシアの縦に速くて、人にも強いサッカーはなかなかに手強い。日本のパス回しもディフェンスの周りを各駅停車になりがちで、ちょっと決定的な場面を作れそうな雰囲気があまりなかった。だからこそ、セットプレーでの得点は貴重だったが、やはりしっかりとブロックを作って守れて鋭いカウンターを持つ相手から、流れの中でいかに決定機を作るかが、今後の課題になりそうだ。
2次予選ではこうした内容で勝てても最終予選では、あまりにも心もとない。アジアでもトップクラスのチームになれば、チャンス“らしい”場面は作らせてくれても、最終局面ではしっかりとガードを固めてくる。一方で、プレスが緩めばその隙を逃さずに、強烈なカウンターを浴びせてくる。ワンチャンスで勝利をモノにしていくようなしたたかな相手も多くなってくる。
2次予選の後半戦は、新たな戦力の発掘とともに、攻守両面でしっかりゲームコントロールできる試合運びを望みたいね。
ボールを受けてからシュートまでの流れを自分の形として極めるべき
そんな苦戦を強いられたキルギス戦のなかで、もっと頑張ってレベルアップしなければならないなと思うのが最前線に位置する選手たちだよ。やはりゴールに最も近い選手たちに得点が生まれないとチームに勢いが生まれない。セットプレーでゴールを奪えるのもいいが、流れの中でゴールをこじ開ける力を持った選手に出てきてほしいんだ。そういう選手こそ、本当の意味で相手に恐れられるし、味方にとっては頼もしい存在になる。
最前線の選手が点を取るには、とにかく頭の中にイメージを作りながら、自分の形を作っていくしかない。背中に相手を背負うことが多いから、受けて、さばいて、シュートまで持って行く、という一連の流れを自分の形として極めていかなければ、ゴールは増えていかないんだ。味方にも、もっと『ここへ出せ』という要求をして、この形なら絶対に負けないというものを作り上げてほしい。
南野はアジア予選開幕から4戦連発を達成したというけど、まだまだ今回のような歯応えのあるチームからもしっかり流れの中で点を取ってもらえるようになってほしいね。
サッカーダイジェスト
11/15(金) 11:57
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