バラエティ番組の中には体を張った過酷なロケも存在し、その「過酷さ」から大ケガを負うタレントもいる。

 今月7日には、日本テレビが毎年恒例の年末特番『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!年末スペシャル(仮)』のロケ中に、俳優の佐野史郎が「腰椎骨折」の大けがを負ったと発表。全治2カ月の治療が必要だという。

 このように仕事にも大きな支障をきたす事例は多くあるが、その中でも特に目立つのが日本テレビ系のバラエティ番組で起きる大ケガだ。先の『ガキ使』をはじめ、多くタレントたちが日テレの被害者に……。そこで今回は、日テレ内で起きた大ケガをピックアップしたいと思う。

■2カ月連続で大ケガ! 『イッテQ!』スタッフに非難殺到

 日テレを代表する人気バラエティ番組『世界の果てまでイッテQ!』は今年だけでも2件の事故が発生している。

 今年5月、インドでロケを行っていたお笑いコンビのANZEN漫才・みやぞんは「板をジャンプ台にして火の輪をくぐる」という危険なロケに挑み、全治2カ月の“左足首骨折”の大ケガを負った。

 また、その翌月にはフォーリンラブのバービーが宴会芸を披露する企画で、踊っている最中に左アキレス腱を断裂。完治まで3カ月ほど掛かったという。この立て続けの事故を受け、視聴率からは「安全管理しっかりしろ」「スタッフはなにやってるの」との声や、「打ち切りにすべき」と辛辣なコメントも多く寄せられた。

■TOKIOリーダー「芸人顔負け」の体当たり芸でまさかの大ケガ

 今年1月に放送された、アイドルグループ・TOKIO出演の『ウルトラマンDASH』でリーダーの城島茂に悲劇が……。

 はしごを使ったパフォーマンスに挑戦するための練習をしていた城島だが、収録中に背中を打ち骨にひびが入る大ケガを負ってしまったのである。

 日テレは「専門家の指導の下、低い高さのはしごで練習を行うなど、安全に配慮しておりました」と説明したが、視聴者からは「リーダーに無理させるな!」「年齢を考えろ」と批判が相次いだ。

 TOKIOの中でも特に体を張る城島。過去には、毒魚が泳ぐ海上で「ガチ相撲」を行ったこともあり、幸いにも無事にロケを終えたようだが、いつ事故が起きて不思議ではない「危険なロケ」との指摘も少なくなかった。

 そのリーダーの奮闘ぶりに称賛の声も多いが、年齢と体力を考慮した安全な番組制作を心掛けてほしいところだ。

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