巨人は14日、宮崎秋季キャンプで、今年最後の実戦となるソフトバンクとの練習試合を行った。4−8で敗れたが、9日に横手投げに転向した鍬原拓也投手(23)が九回に登板し、1回をパーフェクトと好投した。

「最初はストライクも入らないのかなと思いましたけど、ある程度はまとまっていて、ホッとはしました」

原監督が捕手後方のタワーから見つめる中、7球全てストライクで三者凡退。最速148キロで、上から投げていた今季の最速150キロと変わらぬ数字をたたき出した。カットボールとフォークボールも投げ、転向を打診した指揮官も「気分よく投げているように見えましたね」と目を細めた。

中学以来のサイドハンドにしてからは、宿舎でOBの斎藤雅樹氏やヤクルト・高津臣吾監督、元韓国代表・林昌勇氏ら右横手投げの動画を見あさる日々。今季はリリーフだったが、「与えられた所で結果を残したい。ただ、最終的には先発ローテーションに入りたい」と先発復帰への願望も口にした。オフを前に、2018年の「ドライチ」が希望の光を見つけた。

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11/15(金) 7:00配信