野球の国際大会「第2回プレミア12」は14日、試合がなく、2次ラウンドを3勝1敗で首位に並ぶ日本代表は全体練習を行わなかった。
各自休養して英気を養う中、16日の韓国戦に先発が予想される岸孝之投手(34)=楽天=だけが練習。試合会場となる東京ドームのマウンドを使って投球練習を行い、決勝進出がかかる大一番へ、「いくしかない」と闘志をのぞかせた。

東京ドームのマウンドを“貸し切り”した。コーチ3人が見守る前で、岸が熱のこもった47球のピッチング。韓国撃破へ右腕をしならせた。

「ぜいたくな時間をさせてもらった(笑)。ここまできたら何としても勝ちたい。チームのために貢献したいです」

当初はブルペンで投げる予定だったが、マウンド使用可能という吉報を聞き、本番さながらに投げこんだ。
10月30日に発熱。11月6日のプエルトリコ戦先発を回避したが、復調をアピールして16日の韓国戦先発へスタンバイOKだ。

決勝進出のかかった大一番。東京ドームのマウンドは「硬いです。でも(より硬いとされる)札幌(ドーム)を経験しているんで」と意に介さない。
今季は登板がなかったが、昨季は東京ドームで2試合に登板して2勝。西武時代の2008年日本シリーズ第6戦ではロングリリーフで巨人から白星を挙げ、日本一に貢献してMVPにつなげたゲンのいい球場だ。

「投げろといわれたところでベストを尽くすだけです」。韓国打線は大会を通じてチェックしている。待望の初先発。NPB通算125勝の実力を存分に発揮する。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191115-00000505-sanspo-base
11/15(金) 5:00配信

https://baseball.yahoo.co.jp/baseball_event/schedule/
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