長年、制限されてきた娯楽の解禁を受けて、サウジアラビアでは日本の人気アニメを一堂に集めた初めてのイベントが開催され、多くのファンが詰めかけています。

サウジアラビアでは、イスラム教の厳格な解釈に基づく統治が行われていて、長年、娯楽が制限されてきましたが、ムハンマド皇太子が主導する経済改革の一環で解禁されました。

最近では欧米やアジア諸国からコンサートやイベントを国を挙げて誘致しています。

首都リヤドでは14日から3日間の日程で、日本のアニメを一堂に集めた初めてのイベントが始まりました。

会場には、「進撃の巨人」や「NARUTOーナルトー」、「ワンピース」など、中東でも人気の日本のアニメの作品を映像やゲームで体験できるブースが設けられ、訪れた人が、自撮りの写真を撮って楽しんでいました。

保守的なイスラム社会を反映して、女性の多くはアバヤと呼ばれる全身を黒く覆う服装でしたが、アニメの登場人物になりきる「コスプレ」に挑戦した人も見られました。

グッズの販売も好調で、「ドラゴンボール」のフィギュアを買ったという男子高校生は「会場の外で2時間待ちました。こんな機会は初めてでとても興奮しています」と話していました。

また、女子大学生は「インターネットで見るだけだったアニメをやっと体験することができました」と話していました。

☆ソースに動画があります
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191115/k10012178141000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_004