15日に開幕する伊藤園レディス(千葉県長南町のグレートアイランドC)のプロアマ戦が行われた14日、小林浩美・日本女子プロゴルフ協会(LPGA)会長(56)が笠りつ子の不適切発言問題について説明。12日に発表された「厳重注意」や「新人セミナー受講義務付け」などの処分に対する詳細な説明を求められたが、報道陣に“逆ギレ”する一幕があった。

 10月24日にマスターズGCレディース会場で、コース副支配人に対し「頭が固い。死ね」という不適切発言があった今回の問題。小林会長は「先方はLPGAの処分に任せると言っている。コンプライアンス委員会(10月28日開催)で事実調査し、懲戒諮問委員会および理事会(11日)で処分を決定した」と説明すると、「その不適切発言の前にある『例年大会期間中にタオルが多数消失する』ことについては?」と質問されると「それは今回の問題と別問題。事実確認はしていないし、LPGAが調査することはしない」と返答した。問題の背景は「調査の必要なし」との考えを示した。

 報道陣から「では何を2週間以上かけて事実確認していたのか? 笠の処分にも背景の事実確認が必要ではないか?」と疑問の声が噴出。しかしここで「表彰パーティー始まります」との場内アナウンス。同会長は「(説明は)終わり。(パーティー後に)続き? やる意味がない」と一方的に打ち切り、その場を去った。調査は不十分、処分は大甘、説明は不誠実―。LPGAへの不信感を増幅させる協会トップの対応だった。

11/14(木) 19:33配信 東京中日スポーツ
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