NHKは14日、大みそかの「第70回NHK紅白歌合戦」(後7・15〜同11・45)の計41組の出場歌手を発表。出場歌手の数はこれまでで最少となった。

 今回発表された出場歌手の中では、いわゆる“返り咲き組”はいない。番組の加藤英明チーフ・プロデューサー(CP)は「今年の活躍、世論の支持、
番組の企画・演出だけを考えていた」と強調し、数の少なさも「今この時点で考えられるベストの布陣を敷いただけ」と説明。「これから1カ月半あるので
あらゆる可能性を探っていきたい」とした。

 紅組21組、白組20組となった。数の違いについて、番組の加藤CPは「最終的に、放送上はいつも紅白歌合戦というか、対戦形式の辻褄が合うようにする。
これまでも紅組、白組にもこれまで数が合わないこともあった。これから演出をご相談していくので、いい手法を編み出していきたい」と説明した。

 出場歌手も少ないこともあり、今後の追加アーティストの発表も期待される。加藤CPは「41組が現時点で発表できるすべて」としつつも「今後、視聴者のご期待、
大きな盛り上がりがあれば、別のアーティストの方にも出演交渉をさせていただく可能性はあると思う」と話した。

 昨年は米津玄師(28)のパフォーマンスも大きな注目を集めた。今年の出演者にも名前はないが、初出場を決めた菅田将暉(26)、「Foorin」への楽曲提供でも
大ヒットを記録している。米津について、加藤CPは「リストに載っていない、具体的なアーティストの方への交渉は発言は控えさせていただきたい」としつつ、
「去年、あれだけインパクトのあるシーンを残していただいたので、皆さんの期待がより高まれば、出演交渉させていただくこともあるかもしれない。
現時点では個別のアーティストは控えさせてください」と含みを持たせた。

 朝ドラ「なつぞら」の主題歌「優しいあの子」を担当したスピッツについても「リストが現時点での出場歌手です。これから1か月半あるので、
あらゆる可能性を否定しないで、交渉に当たっていく可能性はある」とした。 

スポニチ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191114-00000201-spnannex-ent