【スコッツデール(米アリゾナ州)=一村順子】
大リーグのGM会議2日目の12日(日本時間13日)、ポスティングシステムでメジャー移籍を目指すDeNAの筒香嘉智外野手(27)に興味を持つ球団が出てくるなど、動きが出てきた。

2016年に44本塁打を放った和製大砲・筒香への注目度が高まってきた。代理人のウルフ氏は「すでに7、8球団が興味を示している」と話した。
この日のGM会議会場では、ブルージェイズのアトキンスGMが「スカウトが長期にわたって調査した。素晴らしい打者でエキサイティングな才能がある」と絶賛。
ブ軍は左翼グリエルが守備に不安を残し、一塁手スモークがFAで、強打の新人ゲレロの一塁転向説もある中、左翼と三塁が守れる筒香に興味を示す。
今FAの左翼手では29歳のオズナ(カージナルズ)以外は全員30歳代だけに、筒香の27歳は大きなセールスポイントになっているようだ。

Rソックスのブルーム野球部門最高役員も「特定の選手についてコメントは避けたい」と前置きしつつも、筒香を知っているかと問われて
「イエス。我々は全ての(国際)市場を吟味しており、特に環太平洋エリアには注目している。
今後も様子をみていく」と発言。今オフは大幅な年俸カットを目指し、レギュラーのベッツやブラッドリーの去就も微妙だけに、複数ポジションを兼任できる筒香は、格好の素材ともいえる。

ウルフ代理人は「ここ3、4年FA市場の動きが遅いため、早くポスティングした方が、彼にとっていい選択ができる」として、今週中にも同システムの申請手続きを行いたいとしている。

その上で、ウィンターミーティング(WM=12月9〜12日)の頃には、30日の交渉期間を経て決着を目指す青写真を描き、交渉決裂の場合はDeNA残留も視野に入れているという。
「毎日プレーできて、勝利に貢献できる環境」をキーポイントにする予定だ。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191113-00000193-sph-base
11/14(木) 6:03配信

http://npb.jp/bis/players/41945131.html
成績