https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191110/k10012171701000.html


“日本最古”大神神社に能楽堂完成 記念の式典 奈良 桜井
2019年11月10日 15時27分

日本最古の神社とされる奈良県桜井市の大神(おおみわ)神社に能楽堂が完成し、記念の式典が開かれました。

完成したのは伝統的な能舞台と350の観客席が備えられた本格的な能楽堂です。

10日は関係者およそ400人が参加して記念の式典が開かれ、神職が祝詞をあげたあと、伝統の装束をまとった巫女(みこ)たちが祝いの神楽を奉納しました。

続いて舞台開きが行われ、人間国宝で観世流の大槻文藏さんが能楽の基本となる素謡(すうたい)を上演し完成を祝いました。

舞台の背景には日本画家の前田青邨が描いた「松の木」が配されています。

舞台開きの公演は今月13日まで行われ、能や狂言が奉納されることになっています。

能楽堂を訪れた70代の男性は「とても立派ですばらしい舞台だと思います。能や狂言を何度も鑑賞したいです」と話していました。


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