<明治安田生命J1:仙台2−0清水>◇第31節◇10日◇ユアスタ

清水エスパルスはなすすべなく完敗し、15位に転落した。アウェーでベガルタ仙台に0−2。
前半20分にミスから先制点を許し、後半3分にはセットプレーから追加点を献上。反撃の糸口も見いだせないまま敗れた。

リーグ4連敗はクラブ史上初のJ2降格が決まった15年以来、4年ぶり。
通算66失点はクラブワースト(年間34試合となった05年以降)と不名誉な記録も更新し、J1残留へ黄色信号がともった。

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何もできず、何もないまま、ただ90分間が過ぎた。3人の交代枠を使った篠田善之監督(48)も完敗を認めるしかなかった。
「流れをつかめず、90分間が過ぎてしまった」。試合前まで勝ち点35で並んでいた相手との一戦は力負け。J1生き残りをかけた直接対決で、勝者と敗者のコントラストは鮮明に分かれた。

敵地で声援を送った約1000人のサポーターも、試合後は容赦ないブーイング。怒号も飛び交う中で選手はうつむきながらピッチを後にした。
前半序盤から押し込まれながらも耐えていた同20分に先制点を献上。DF松原后(23)が自陣でボールを奪われた流れでゴールを許した。ミスが失点に直結。
主将のMF竹内涼(28)は「ミスを全員でカバーしないといけない」とチームでの責任を強調するも、痛すぎる失点だった。

前節ジュビロ磐田戦では、開始5分でDFファン・ソッコ(30)が1発退場した。この日も安易なミスで失点。1つのプレーが勝敗を大きく左右するポイントになった。
攻撃も90分間、テンポは変わらず。頼みのFWドウグラス(31)は孤立するシーンが目立ち「勝ち点1はほしかった」と力なく話した。
「苦しい状況でも自分たちが勝っていけばいい」と顔を上げたが、置かれている状況は厳しくなった。

15年以来の4連敗で15位に転落。15年に記録した通算65失点のクラブワーストを更新する66失点と、課題の守備は改善の兆しが見えてこない。
J2とプレーオフを行う16位湘南ベルマーレとは勝ち点4差で、残り3試合。もう敗戦は許されない。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191110-11100578-nksports-socc
11/10(日) 17:51配信

https://www.youtube.com/watch?v=yU9AuFZCyS8
順位表

https://www.youtube.com/watch?v=pvmSBTWAr7s
【グリコ→マーチ】