レアル・マドリーからマジョルカへレンタルされている日本代表MF久保建英だが、現状では来季マドリーに復帰するのは厳しいかもしれない。スペインメディア『ドン・バロン』などが見通しを伝えている。

今夏にマドリーに加入した久保は、リーガエスパニョーラ1部で出場機会を得て経験を積むためマジョルカへのレンタルを選択。
だが先発メンバーに定着することはできておらず、出場してもゴールや勝利に繋がる結果を出すことはできない状況が続いている。

『ドン・バロン』はマドリーの来季に向けたチーム作りのプランとして、レンタルからの復帰により“ノーコスト”で即戦力となり得る存在としてMFマルティン・ウーデゴー(レアル・ソシエダ)、MFダニ・セバージョス(アーセナル)、DFアクラフ・ハキミ(ボルシア・ドルトムント)の3人を挙げた。いずれもレンタル先のクラブで活躍をみせ、マドリーでもプレーできる力を証明しているとの見方だ。

 だが「久保建英はこのリストに含まれない」と同メディアは述べる。「まだマジョルカで不動のレギュラーに定着していない」として、「再びレンタルされる可能性がある」と来季の見通しを示している。

 スペイン『フィチャへス.net』も同様に、久保の苦しい現状について8日付で伝えた。
「期待されたような違いを生む存在にはなれていない」「今後数ヶ月で目的を果たせなければ、来季マドリーに居場所を見つけるのは非常に難しくなる。リーガであれ他国であれ、本当にレギュラーとして継続的な出場機会を得てアピールできるようなクラブへのレンタルを模索する必要があるかもしれない」と述べている。

 オサスナ戦で移籍後初の不出場に終わったあと、前節バジャドリー戦では先発復帰を果たしたが不完全燃焼に終わった久保。10日に行われるビジャレアル戦では結果を出すことができるだろうか。

11/9(土) 13:24 Yahoo!ニュース
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