我々は生まれながらに基本的人権、
とりわけ自由権なる尊い権利を有してるわけ
なので、法に触れないかぎりは基本的に何やろうと自由なわけ、生まれつき自由の身なの
この自由権ってのは非常に尊いので、国家が法律によって個人の自由を制限する場合には、それなりに説得力のある根拠が必要になる
大した理由も根拠もなく国民の自由を侵害してるなら、それはもうその法律自体が憲法違反てことになるから

んで現状において日本国家は、国民が大麻を吸う自由を法律で固く禁じている
自分の意思で大麻を自由に吸いたい一部の国民たちからしてみれば、今まさに自分たちの自由が国家によって侵害されている状態なわけだ
となると、禁止措置に対してそれ相応の根拠がないと彼らは納得しない

さて、国家が大麻を禁止にする根拠(あなたが思う根拠で構わない)を、ここで仮に根拠Aと呼ぶ事にしよう
恐らくこの根拠Aの中身には、非常にもっともらしくて説得力を感じさせる、健康被害や社会悪を警戒する文言が並んでるだろう
では次にその根拠Aの理屈を、そのままアルコールやタバコに当てはめてみよう、するとあら不思議、根拠Aを鵜呑みにするならアルコールやタバコも禁止しなきゃ辻褄が合わなくなってくる
同じようなリスク傾向を持つ嗜好品なのに、片方は解禁で片方は禁止、この差はいったい何なんだろうか

争点はここなんだよ
大麻解禁に賛成か反対か以前に、現時点で根拠Aの整合性が取れてない事が問題なの
なぜ酒や煙草がOKで大麻がNGなのか、この問いに対して合理的な説明がいまだになされていない
話し合うならまずここから話し合わなきゃ意味ないんだよ