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2019/11/08(金) 20:08:12.94ID:LmOrK58C9台風では市内を流れる夏井川が氾濫し、浸水被害が相次いだ。大会を控えた貴重な調整期間だったが、選手やスタッフは被災住宅の片付けや、避難所での物資配布といったボランティア活動に汗を流した。田村雄三監督は「自分たちがやれることをしなければいけないと思った。大会を通じて、市民に元気や勇気を届けたい」と意気込む。
チームの成長を支えるのは、平成28年のシーズンから運営に携わる人気スポーツブランド「アンダーアーマー」の日本総代理店「ドーム」の豊富な支援だ。選手は同社の物流センターで働きながら、敷地内の専用グラウンドで練習。充実した機器がそろうジムでは筋トレに励む。
チームの特徴は、最後まで走り切り、肉弾戦にも屈しない戦いぶり。かつて炭鉱で栄え、剛毅さを尊ぶいわきの気風にも合致し「復興の象徴」として認知度が向上した。目標はJリーグ入りだ。
CLには、9地域から強豪全12チームが出場。2位までに入れば昇格できる。決勝ラウンドの会場がJヴィレッジ(楢葉町、広野町)で「地の利」が見込めるのは好材料だ。いわき市の自営業、野田昇さん(57)は「チームの夢とともに、被災地も盛り上がっていきたい」と望みを託す。
https://www.sankei.com/smp/region/news/191108/rgn1911080030-s1.html