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北川景子、初の“ショートヘア”に 主演役作りで30センチ以上カット「別人になれた」
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役者人生初のショートヘアで映画『ファーストラヴ』の主演を務める北川景子 (C)2021「ファーストラヴ」製作委員会
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 女優の北川景子が、2018年に『第159回直木三十五賞』を受賞し、映画化が決まった島本理生氏の小説『ファーストラヴ』で主演を務めることが、発表になった。北川は同作で演じる真壁由紀にあわせ、『美少女戦士セーラームーン』(03年)のデビュー以来、初めてのショートヘアに。自らの発案で髪の毛を30センチ以上カットし、美容室でも自ら最初にはさみを入れたという北川は「別人になれた気がします。髪を切ったことで、由紀というキャラクターにちゃんとなれた」と同作に対して並々ならぬ意気込みを見せている。

 「動機はそちらで見つけてください」と、アナウンサー志望の女子大生が父親を刺殺する場面からスタートする原作小説は、18年に発売されると、現在までに累計発行部数12万部を超えるベストセラーに。北川が演じる公認心理師の真壁由紀は、事件のドキュメンタリー本の執筆を依頼を受け、容疑者・聖山環菜と面談を重ね、二転三転する供述に翻ろうされながらも彼女の心理に迫る。やがて由紀自身がしまいこんでいたある過去の記憶にも結び付く、意外な真相が浮かび上がっていくサスペンスミステリー作品。

 メガホンをとるのは、仲間由紀恵と阿部寛が共演した『TRICK』シリーズや戸田恵梨香と加瀬亮がタッグを組んだ『SPEC』シリーズ、今年公開された『十二人の死にたい子どもたち』などを手がけている堤幸彦監督。脚本は、映画『NANA』(05年)、『今日、恋をはじめます』(12年)やドラマ『ラスト・フレンズ』(08年)の浅野妙子氏。

 北川は「島本さんの素晴らしい原作の映画化に携われること、堤監督とご一緒できること、主演できること、全てがうれしかったです」と笑顔。内容については「原作・脚本を読みながらも胸が苦しかったのですが、今だからこそやるべき作品だと思いました。胸がえぐられるような場面もあるのにも関わらず、原作を読み終えたとき、心のおりを洗い流せたような、清々しく前を向けたような気持ちになりました。あの気持ちが忘れられなくて、映画をご覧になる方々にも同じ想いになっていただける作品にしたいです」と意気込む。

 堤監督との初タッグについては「ずっとご一緒したかった方」とし「きのう撮った映像を次の日に見せてくださったり、時代はこんなにも進んでいるのかと感じました。繊細な作品ですが、堤組の現場がカラっとした雰囲気なのでとても助けていただいています」と感謝を口にした。

 作中の人びとの葛藤と救いを映像作品にできるか思い悩んだという堤監督は「奇跡的なキャスティングと的を射る脚本、気心知れたスタッフによってそれは“目に見えるシーン”となっている」と周りの助けに感謝。原作の島本氏は「北川景子さんを始めとしたキャストの方たちが、娘の父親殺しという事件を通して、家族問題や恋愛の深い闇をどう解明していくのか。原作は決して明るい題材ではないですが、その色を塗り替えるような豪華なキャスティングに、どんな化学変化が起きるのだろうかと今から非常に楽しみです」と映像化に期待を込める。

 二宮直彦プロデューサーは北川に対し「事件の真相を探りながら自身の過去と向き合うという難役を、『羊たちの沈黙』のジョディ・フォスターや『ブラック・スワン』のナタリー・ポートマンといった映画史に残る女優たちが見せた知性、野心、繊細さに迫った女優魂で臨んでいただきスタッフ一同圧倒される撮影の日々です」と絶賛の言葉を寄せている。

 撮影は10月にスタートし、現在関東近郊で撮影中。11月中旬にクランクアップを迎える予定。公開は2021年。

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