FA宣言選手が公示されたこの日、中日・加藤球団代表は本紙の取材に対し、こう答えた。「走攻守そろった素晴らしい選手。獲得に向けた交渉をすることになると思います。
競合は必至ですが、ドラゴンズの良さを訴えたい」。改めてソフトバンクからFA宣言した福田秀平外野手(30)の獲得に乗り出す意向を示した。

 今季FA権を取得した福田は、2015年に当時のプロ野球記録となる32連続盗塁をマーク。その俊足を生かした外野の高い守備力を誇り、打撃でも、今年の
ポストシーズンで2本塁打を放つなど長打力もある。福田がFA宣言をした10月25日に与田監督は「もちろん興味がある選手」と明言し、加藤代表も「調査に値する選手」と語っていた。
その後も調査と議論を重ねた結果、出した答えが「参戦」だ。

 福田はFAの人的補償のいらないCランクと見られ、激しい争奪戦が必至。西武、ロッテは獲得に乗り出すことを既に表明しており、ヤクルトや楽天も興味を示す。
ソフトバンクも工藤監督が直接出馬して残留要請するなど流出阻止に必死だ。

 中日は交渉では最大限の誠意を見せ、条件面では4年の長期契約提示を検討しているもよう。交渉が解禁となる3日以降にアタックし、その熱い思いを伝える。

中日スポーツ
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