【音楽】スージー鈴木さん「大衆音楽が成熟」80年代を分析
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音楽評論家のスージー鈴木さんが、1980年代日本のポップ・ミュージックの魅力を解説する「80年代音楽解体新書」を出版した。アーティスト論、時代論に傾かず、音楽をコードやメロディーの構造の面から分析した。音楽評論の革命とも評される「スージー流」全開の一冊となっている。
◇ ◇ ◇
−どのあたりが「革命的」なのでしょう
スージーさん 日本の音楽評論は文学的な筆致が主流でした。「ジミ・ヘンドリックスの情熱的なギターソロは、黒人のブルースと白人のロックンロールの合間に屹立(きつりつ)する情念の発露だ」みたいな。歌詞や歌い手のバイオグラフィーからメッセージ性を読み解き、時代性、社会性を導く、といったスタイルです。でも歌詞や歌い手個人の属性は、音楽の一部分でしかない。私はもっと理系的、数学的に構造を分析し、音楽の魅力や豊かさを伝えたいと考えています。
−80年代音楽をテーマに選んだのは?
スージーさん 私自身が青春ど真ん中の時代に体験した音楽を、同世代の方々に伝えたいというのがひとつ。さらに日本の大衆音楽が成熟して、豊かな音楽性が花開いたのが、80年代だったからです。
−成熟した、と言うと?
スージーさん 70年代後半に登場した、荒井(松任谷)由実、桑田佳祐、山下達郎らが、独特のコード、メロディー、リズムの感覚を持ち込み、日本の音楽シーンを変えていった。その功績については稿を譲りますが、彼らの作った音楽によって、洋楽の模倣ではない形で一気に成熟に向かったのが80年代でした。
−どんな特徴があるのですか
スージーさん 例えば「メジャー・セブンス(Maj7)」は、とても80年代的なコードだと思います。その響きを一言で言えば「都会的」「おしゃれ」「洗練」「詩的」。当時の言葉なら「メロウ」ということになりましょうか。山下達郎が多用したコードで、シュガー・ベイブ時代の「DOWN TOWN」のイントロ、「RIDE ON TIME」の歌い出しなどなど、山下達郎の曲は、あれもこれもMaj7です。
−いわゆる「シティ・ポップ」。経済的に豊かで、未来への希望があった80年代の気分を反映したコードですね
スージーさん 音楽は社会や時代と無縁ではないし、私自身、時代の郷愁を込めて文章を書くことも好きです。しかし、私の興味は、なぜMaj7が都会的でおしゃれに聞こえるのか、さらには、どんなコードが、どんな感情を喚起するのか、といったあたりにあります。80年代前半、バブル前夜のキラキラした気分がMaj7を生んだ、といった、時代と音楽を直線で結ぶような議論は、いささか乱暴だと思います。
−乱暴と言うと?
スージーさん 80年代日本の音楽界では、レコーディング技術、機材が発達し、経済的な豊かさが音楽制作への大きな投資を可能にしました。生演奏が主流だった当時、スタジオミュージシャンの演奏が最高水準に達してもいた。さまざまな要因が、音楽的成熟を促していたわけです。そんなもろもろの要因を捨象して、社会の背景から音楽を語る評論が乱暴だと感じているわけです。
−90年代との違いは?
スージーさん コンピューターを使ったデジタルな音が主流になり、生演奏のふくよかさが失われました。音楽は聴くものから、歌うものに変わっていき、メロディーもAメロ、Bメロだけだったのが、Eメロまで増えたり、転調を多用したり抑揚の幅も広くなった。カラオケで歌って気持ちいい音楽ですね。80年代の都会的でおしゃれな音楽は、湘南のドライブや、六本木のカフェバーで、若者がデートのBGMとして聴くのに適していた。つまり、消費シーンが音楽性を決定するのです。歌と社会、経済の動向は無関係ではないが直結もしていません。バブル崩壊が小室哲哉のサウンドを生んだわけではないのです。
−時代や社会ではなく、コードやメロディーで音楽を語ろう、と
スージーさん 非常に分かりにくい話をしている自覚はあります。なので、発表資料作成ソフトを駆使し、音楽理論を図示することで分かりやすさを心がけました。また、中村あゆみの「翼の折れたエンジェル」の奇跡的フレーズを「後ろ髪コード進行」、H2O「想い出がいっぱい」のセンチメンタリズムを演出するメロディーを「胸キュン♪ミファミレド」などと名付けた。コードは分からなくても名前をつけることで、そういう構造を持っている、ということだけ分かってもらえれば、と。
10/31(木) 7:00配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191031-10300311-nksports-ent
https://i.imgur.com/XvwKqMw.jpg 80年代はポップな音楽がもう完成形になって
そこからはみ出したラップが隆盛になって
30年たつけどまだラップかよって感じ アイドリング!!!目当てでマキタスポーツとの番組を観ている
「(かえ)るのうたが〜」
(ドレ)ミファミレド
カエラの歌でも出てきた サザンと安全地帯が今の大衆音楽の先駆けじゃないかな 音楽的には腐敗
だから遊びの延長で聞くようなものばかり カセットテープ・ミュージック みてるわ
すごく面白いしタメになる
山下達郎がイチジク浣腸のCMつくってたの
この番組で知った こういう音楽論はおもしろいな
放送大学でやってた、アメリカ黒人音楽の特徴を解説する、とかも
よかったな
アニマルズ「朝日があたる家」の元となった曲とかでてきた
もっと素朴だったけどな 松原みき「真夜中のドア」はポップスNo1で
郷ひろみ「恋の弱味」のイントロ最強ってことを
カセットテープミュージックで知ることが出来てよかった 90年代を境にして商業音楽そのものが老朽化し始めてるんだよな スージーさんは、売れた曲=素晴らしいだから、
ねらーによくいるマイナーな楽曲を持ち出してあれこれ語るような人とは合わない。 むしろ90年代で生演奏へ回帰してないか
さらに言えばmaj7は70年代のイメージ スージーは尾崎豊が嫌いだよなw
マキタスポーツは尾崎豊が好きだから尾崎の曲をかけると軽い口論になる ロックはボウイ→X→LUNA SEAで一定の完成を見たな
その後はアイデア勝負って感じでミクスチャーが流行になっていったから >>20
信頼していたのに尾崎豊だけ同調しないスージーさんに
ショック受けてたマキタさんに笑った >>17
真逆じゃね?
カセミューでは村下孝蔵とかよく出てくるぜ? 小室哲哉のせいで、邦楽が一気に安っぽくなったよね。 >>19
オレなんて四十路中盤だけど
アメリカのオールディーズたいてい知ってるもんね カセットテープミュージックの女性アシスタントは
最初の頃はいろいろなタレントが出てたのに、
いつの間にか元アイドリングが占拠したなぁ >>27
それで音楽に疎いのばっかなんよな
刺し身のツマ的なもんでいいんだろうな >>1
生バンド、生音が好きだったから小室哲哉以降の打ち込みサウンドには違和感あったな >>22
野球の応援歌を評論した本も出してるからな
この前はマキタと『ミユキ野球教室』のテーマを歌ってた >>5
まず製作コストが安いもん
日本のアイドルだって殆ど打ち込みだし >>13
アレンジで別モノになるからな
無名だった曲がアレンジ替えただけで大ヒットしちゃう
ポップスの本質はアレンジメントなんだと思うわ BS12は、この番組しか見ていない
Eテレ「亀田音楽専門学校」に似ている >>28
キングクリムゾンのジャケットの顔真似とか良かったじゃないかw スージー上原の間違いじゃないの、アンジュネッツの? >>34
ロス・ロボス「ラ・バンバ」も元曲は素朴な婚礼歌だもんなw >>20
キャッチーすぎるんだと思う>尾崎の歌曲
高尚な小説を好んで読む人が赤川次郎を嫌う、みたいなノリ? 北海道、広島のラジオでやってるMUSIC Jという番組聞いてると、松崎真人さんの解説がこの時代の曲になるとがぜん熱が入ってる
面白い時代だったんだろうな、羨ましい >>48
’90以降に耳にすること少なくない? ワイ齢46やけどあんまし知らなんだ
EPOは知ってる(音楽のような風、をカラオケでよぅ唄うw)
あとブレッド&バターのセンチメンタル・フレンドが十八番 売れてるバンドとか容姿も重要だったからなぁ。
デブでブサイクがギター弾いてボーカルやってもいい時代が訪れるなんて思わなかった。
デブはドラムでぎり、下手したらコンテストの審査員に「ドラムの君が台無しにしてるね。」なんて言われてもおかしくない時代。 >>14
>松原みき「真夜中のドア」はポップスNo1
モロパク曲をナンバーワンとか恥ずかしいにも程がある >>52
48歳だけど同じくらいの年齢ならベストテンとかで知ってるよ。
最近若手バンドに「初恋」がカバーされてたから、若い子も知ってる人はいると思うよ。 >>54
モロパクといえば久保田早紀「異邦人」もほぼモロパクだわな
現地の曲の ぜんぶまちがっててワロタ シンセサイザーの登場で音楽が変わっただけ >>57
そーなんか
ワイが童貞ちんぽなダケやったようやな
ベストテンといえばマッチと聖子のイメージw 30分時代は一人のアーティスト一組のバンドを特集してた。 80年代アイドルなんて作詞作曲はサディスティックミカバンドとYMO人脈だけだと言ってもいいよね スージー鈴木のスージーって
松原みきの芸名のスージー松原から拝借したんかなぁ? >>58
今とくらべると熱くておもしろいよ
「俺の酒をのみやがれコンチクショー」みたいな歌も成立しえた時代だし
柳ジョージのやつとかオーライ酒もってこ〜い♪とか
いまそんな歌うたったらアルハラ >>63
伊集院静とか居るじゃん
あと珍ナントカって人をわりかし見る(アニソンだけど) 80年代はポプコンの時代だろ
チャゲアス、チェッカーズあたりもここでしょ
才能ある素人に脚光があたりやすくなった時代 >>32
スージーさんに山本正之氏を解説してほしいわ
タイムボカンシリーズのOPシリーズをな >>69
ポプコンは70年代たろ。80年代は衰退期 >>72
同意
’80年代こそアイドル歌謡の時代だよな? 80年代は、洋楽もいい物が揃っていたなあ
あの頃は色々と夢や希望があって楽しい時代だった
爺くせえ話だが ラジオが最先端だった時代。
80年代後半〜90年代はテレビ、00年以降はネット。 >>74
そりゃおめえがその時に生きて今死んでるからで音楽は関係ない >>74
シンディ・ローパー
ベリンダ・カーライル
ティファニー
この辺好きだったろ?正直に言いなさい オレ的には80年代は洋楽の時代だなぁ。皆カセットに入れて聴いていたもの。一時懐メロにはまっていたがここ数年また洋楽に戻った。 >>79
>>80
UCCの缶コーヒーのCMに出てた黒人女性 (every night sunset〜)
フラッシュダンス
んー なんかCMと組み合わせで名曲がよみがえるなぁ
でも’80年代洋楽が、っていうか’70年代もよかったしなぁ
10ccとか ネルソンwithout you とか 80年代は
CDの普及でアルバムの価値、作り方が激変
ナントカSONYレーベル最強
ライブハウス系バンドブーム
イカ天、ホコ天、インディーズ、商業ベースに乗る
ソロシンガー不遇の時代
80年代集大成は87年熊本のビートチャイルド 山下達郎みたいなプロの作り方へのアンチテーゼが花開いた感じ。この時代なら星野源も岡村ちゃんと同格だったろう 俺が大ファンの細野晴臣は80年代が嫌いなんだそうだ
あの時代の音は普遍性がないから嫌いだと
でも80年代に少年時代だった俺はあのサウンドは正直言って好きだぞ
まああの時代の音楽の当事者が言うから説得力はあるけどな
初期のゲーム音楽とか大好き。細野さんが監修したアルバムとか 70年代はテレビには出ないってやってた人たちが、80年代に入ってテレビに出たりするようになり
顔を見せない時期に売れた人はいいけど、80年代に入ってデビューした不細工は歌が良くても上手くても売れなくて、ほんと「ラジオスターの悲劇」だったね。 カセットテープ・ミュージックのおかげで
ユーミンの楽曲が、かなり風変りなコード進行でかかれてることを知った >>79
シンディーローパはTime after time だけ好きだった
>>ベリンダ・カーライル
ティファニー
知らない >>87
シンディ−ローパーは girls wan'na have fun とかじゃなかったっけ >>88
ナツいな HF‐ES
それと>>81でいったのはコッチだったな 缶コーヒーじゃなくて 安全地帯もビジュアル良くないと売れないと玉置が派手な衣装にメイク。実はかなり
緻密でマニアックなサウンドなのに歌謡曲扱いされてしまった。 歌唱力が問われなくなった。そんなもんは録音技術でやっつけられるから。
おニャン子とかが出てきたのがその証左。 コードを分析する音楽評論家って今までいなかったのか? >>1
> 当時、スタジオミュージシャンの演奏が最高水準に達し
> いわゆる「シティ・ポップ」、経済的に豊かで
> 未来への希望があった80年代の気分を反映した
Anri - Good Bye Boogie Dance(feat. マクロスMACROSS 82-99)
https://youtu.be/O0UEJ3laAm0?t=15
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>>1
> 当時、スタジオミュージシャンの演奏が最高水準に達し
> いわゆる「シティ・ポップ」、経済的に豊かで、
> 未来への希望があった80年代の気分を反映した
Mariya Takeuchi - Sweetest Music (1980)
https://www.youtube.com/watch?v=sq6Ek0ioWH4
David Lasley: words
Peter Allen : music
David Foster(AIRPLAY): Keyboards
Jeff Porcaro(TOTO): Drums
David Hungate(TOTO): Bass
Steve Lukather(TOTO): Acoustic & Electric Guitar
Rhythm Arrangement by Jay Graydon & David Foster
Strings & Horn Arrangemet by Greg Mathieson
純国産ではない・・・
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>>1
> 当時、スタジオミュージシャンの演奏が最高水準に達し
> いわゆる「シティ・ポップ」、経済的に豊かで
> 未来への希望があった80年代の気分を反映した
シティ・ポップも80年代後半になるとバブリーでデジタルっぽい
Kaoru Akimoto - Dress Down(feat. Macross & Harrison)
https://www.youtube.com/watch?v=bu676eWCcTg
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>>1
> 当時、スタジオミュージシャンの演奏が最高水準に達し
> いわゆる「シティ・ポップ」、経済的に豊かで
> 未来への希望があった80年代の気分を反映した
>>14
Miki Matsubara - Stay With Me (1979 ORIGINAL Music Video)
https://www.youtube.com/watch?v=M0qMgoChzGI
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