単なる「野球離れ」だけではないようだ。昨日まで放送されていた読売ジャイアンツと福岡ソフトバンクホークスによる日本シリーズのテレ
ビ中継の視聴率が低迷。来季は日本テレビが地上波ゴールデンで巨人戦をさらに減らす可能性があるという。コラムニストでテレビ解説
者の木村隆志さんがその背景について解説する。

※中略

ただ、この低迷は「単なる野球離れなのか?」とは言えません。
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地上波の野球中継におけるメイン視聴者は、「M4層(またはM3+など)」と呼ばれる65歳以上の高年男性であり、その次に一部の「M3層
(またはM3−など)」(50〜64歳)。その下の「M2層」(35〜49歳男性)、「M1層」(20〜34歳男性)の野球ファンは、CMが少なく必ず最後まで
放送するBS、CS、ネット配信サービスで見ることが多く、地上波の視聴率に関与することは少ないのです。

ターゲット層が狭い上に、メイン視聴者は購買意欲が低いためスポンサー受けが悪く、広告収入につながりにくい。さらにプロ野球は近年
、「ホームタウン向けのローカルコンテンツ」という傾向が強くなり、地方では人気コンテンツである一方、都心では「レギュラー番組を休ん
でまで放送するものではない」と言われているのです。
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◆国内スポーツはローカルコンテンツに変化
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これまで各局は日本シリーズの放映権を得るために、シーズン中からさまざまなチームの中継実績を重ねるなどの努力を重ねてきました。
しかし、高額な費用がかかる上に、それに見合う視聴率が得られず、レギュラー番組の休止や放送時間変更という問題点もあるなど、いよ
いよ地上波ゴールデンタイムでの放送が厳しくなっています。
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実際、今年の日本シリーズは第4戦で終了しましたが、ある日テレ関係者から「もし第5戦を放送していても結果は厳しそうだったから、(ジ
ャイアンツが0勝4敗で)負けてホッとしたところもある」という声も聞きました。また、第6戦放送予定だったTBS、第7戦放送予定だったテレビ
東京も、同じ心境だったかもしれません。
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プロ野球に限らずサッカーのJリーグ、バスケットボールのBリーグなど、国内スポーツは、「自分の好きな競技を選んで、お金を払って楽
しむ」という嗜好性の高いコンテンツになりました。スタジアムや体育館へ行ったり、CSや配信サービスで見たり。いずれにしても「地元チ
ームを家族や友人と一緒に応援する」という地域密着の意識が強くなり、「できるだけ多くの人が楽しめるコンテンツをそろえた」地上波ゴ
ールデンタイムで放送するものではなくなっているのです。
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ただし、前述したように、各競技の日本代表戦は例外。欧米の人々と比べても、「自国選手が外国人と戦う姿を見たい」「日本代表選手な
らひいきのチームに所属していなくても応援する」という人が多く、テレビ局にとっては年齢性別を問わないビッグコンテンツとなっています。
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さらに2020年の東京オリンピックは、より多くの競技にふれて魅力を知る絶好の機会。日本人が強い競技を中心に、今後はますますさま
ざまな日本代表戦を地上波ゴールデンタイムで見られるのではないでしょうか。
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【木村隆志】
コラムニスト、芸能・テレビ・ドラマ解説者。雑誌やウェブに月20本超のコラムを提供するほか、『週刊フジテレビ批評』などの批評番組に
出演。タレント専門インタビュアーや人間関係コンサルタントとしても活動している。著書に『トップ・インタビュアーの「聴き技」84』『話しか
けなくていい!会話術』『独身40男の歩き方』など。

全文はソース先で

10/25(金) 7:00
NEWS ポストセブン 
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191025-00000004-pseven-ent&;p=1
https://lpt.c.yimg.jp/amd/20191025-00000004-pseven-000-view.jpg

前スレ ★1 2019/10/25(金) 09:50:17.31
【野球】王者日テレの足引っ張る巨人戦、地上波ゴールデンから消滅か
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