普通、暴行被害にあった女性がまずやることは身の安全を確保することです。
具体的には物理的な障壁を用いるなどして犯人と自分との距離を確保します。
その次にやることは警察に通報することでしょう。
しかし山口真帆はそのどちらも行っていません。

一方、暴行を行った、あるいは未遂に終わった犯人がやることはなにより現場から逃走することです。
しかしこの事件の犯人はまったく逃げるそぶりすら見せていません。

よほど捻くれた見方をしない限り、導き出される結論はひとつです。

「暴行事件など起きていない」